獣医生理化学実験

担当教官(所属、所在)
橋爪一善 (獣医学科 基礎獣医学、農学部3号館324)
木崎景一郎 (獣医学科 基礎獣医学、農学部3号館326)

対象学生 科目の種別 開講学期 単位数
獣医学科3年次講座科目
必修
後期1単位

授業の目標
獣医生理化学実験では、生体高分子を取り扱う実験で必要とされる常識を学生に体得させるとともに、分子レベルで生命現象を観察し、考察する能力を養成する。

概要と計画
実験では、生体高分子の例として核酸とタンパク質を取りあげる。培養細胞からRNAを抽出して、遺伝子の発現を解析すると共に、ゲノムDNAに関する実験も行う。また、免疫学的手法であるウエスタンブロット法により抗体を用いて特異タンパク質を同定し、さらに特異タンパク質の生物活性についても調べる。

1) 実験概要の説明
2) 器具と試薬の準備
3) 遺伝子発現に関する実験I
4) 遺伝子発現に関する実験II
5) 遺伝子発現に関する実験III
6) タンパク質の機能に関する実験I
7) タンパク質の機能に関する実験II
8) タンパク質の機能に関する実験III
9) タンパク質の同定に関する実験I
10)タンパク質の同定に関する実験II
11)タンパク質の同定に関する実験III
12) 実験結果のまとめ
13) 発表会準備I
14) 発表会準備II
15) 発表会形式による総合討論

教室外の学習
実習、実験に関しては目的と手順を十分理解しておくことが重要である。実験の前日に手順を完全に頭に入れておくこと。授業後は、プリントや参考書の内容も含めて復習し,レポートをまとめて理解を深めること。

教科書、参考書
実習内容、操作手順を説明するためのプリントを配布する。実習参考書として獣医生化学実験(獣医生理学・生理化学教育懇談会編、チクサン出版社)がある。

授業の形式
数人のグループに分けて、独力で実験させる。

成績評価の方式
実習態度、レポート及び確認テストの結果により評価する。レポートを期限までに提出しなかった者には単位を認定しない。

履修に当たっての留意点
予習して実験手順を図式化しておくこと。得られた結果は,忘れぬうちに整理してまとめること。
オフィスアワーは特に限定しないので、在室時に適時訪問してください。