獣医組織学

担当教官(所属、所在)
谷口和之 (獣医学科 基礎獣医学)

対象学生 科目の種別 開講学期 単位数
獣医学科1年次講座科目
必修
後期2単位

授業の目標
組織学は、獣医学科カリキュラム中で最も基礎的な科目として位置付けされる。
本科目では、家畜の身体を構成する細胞及び組織の本態を形態的並びに機能的側面から本質的に理解出来るようになることを目的とする。

概要と計画
本講義では、まず細胞膜、細胞小器官、細胞骨格、細胞核等の構造を、それぞれが持つ機能と関連付けて解説し、細胞周期、体細胞分裂、減数分裂についてもその概要説明を行う。次いで、細胞の機能的集団である組織については、いわゆる四大組織について総論的解説を加える。
授業計画は以下のようである。

第1回   組織学研究法              第2回   細胞・組織・器官
第3回   細胞膜の構造              第4回   細胞膜の機能的意義
第5回   小胞体、リボゾーム           第6回   ゴルジ装置、ライソゾーム
第7回   ミトコンドリア             第8回   中心小体、線毛、微絨毛
第9回   細胞骨格                第10回  細胞接着装置
第11回  細胞分裂                第12回  上皮組織
第13回  支持組織                第14回  筋組織
第15回  神経組織

教室外の学習
あらかじめ指定した教科書で予習し、講義の後は講義ノートで復習して知識を再確認すること。

教科書、参考書
テキスト:「獣医組織学」(日本獣医解剖学会編、学窓社)、
参考書:「標準組織学 総論」(藤田尚男、藤田恒夫共著、医学書院)

授業の形式
講義を主体とする。必要に応じてOHP、スライドを利用する。

成績評価の方式
筆記試験によって評価する。60点以上を合格とする。

履修に当たっての留意点
出席を毎回取る。質問は講義中及び教官室で随時受け付ける。