獣医伝染病学

担当教官(所属、所在)
原澤 亮 (獣医学科 応用獣医学講座、農学部3号館4階)
品川邦汎 (獣医学科 応用獣医学講座、農学部3号館4階)
重茂克彦 (獣医学科  応用獣医学講座、農学部3号館4階 )
明石博臣 (東京大学  、 )

対象学生 科目の種別 開講学期 単位数
獣医学科4年次講座科目
必修
通年3単位

授業の目標
 家畜およびイヌ・ネコ等の感染症,法定・届出伝染病について疫学,診断,予防及び治療について学習する.具体的には病原体の性状,感染環境や伝播様式等の生態学的特性,混合感染に関係する病原微生物の相互作用等を明らかにし,また病原体が動物に侵入後,体内での増殖部位や排泄経路などを講義する.

概要と計画
 家畜(ウシ,ウマ,ブタ,ヒツジ,ヤギ),家禽および伴侶動物(イヌ,ネコ),実験動物等に分けて,海外及び日本での発生状況(発生例,発生件数など)を取り上げて講義する.

授業計画
第1回  感染と発症
第2回  宿主の防御機構
第3回  感染症の疫学
第4回  感染症の診断(病原学的,血清・免疫学的),予防
第5-15回  ウシ,ウマ,ブタ,ヒツジ,ヤギなどのウイルス,細菌,リケッチアおよび真菌による感染症
第16-22回  イヌ,ネコ,サル,小型実験動物のウイルス,細菌,リケッチア,真菌による感染症

教室外の学習
 予習,復習をすること。レポートを課す場合もある.

教科書、参考書
教科書:『獣医伝染病学』(清水悠紀臣ら編,近代出版)
参考書:『獣医感染症カラーアトラス』(見上 彪,丸山 務編,文永堂)

授業の形式
スライド,ビデオ等を用いて講義.可能な限り視聴覚を利用する.現在発生している事例も積極的に取り上げて講義する.

成績評価の方式
学期末のペーパーテスト(100点)を主体に評価するが,授業に関連する課題についてレポート提出させ,それも参考にする.

履修に当たっての留意点
出席を毎時間とる.教科書の記載以外で講義した重要事項についても学習する.質問は随時受け付ける.