植物病理学実験

担当教員(所属、所在)
磯貝雅道 (農業生命科学科 生物機能科学、2号館3階))

対象学生 科目の種別 開講学期 単位数
農業生命科学科3年次講座科目
必修
前期1単位

授業の目標
実際に植物に病原を接種し植物に出現する病徴を観察する。そして、病徴を呈した植物から種々の診断法を用いて病原の検出・同定を学習する。特に植物ウイルスを材料に自ら操作することでその理論を深める。

概要と計画
第一回 植物ウイルスの接種実験と病徴観察
第二回 植物ウイルスの生物学的定量法
第三回 植物ウイルスの理化学的定量法
第四回 植物ウイルスの血清学的定量法
第五回 植物ウイルスの精製(1)
第六回 植物ウイルスの精製(2)
第七回 植物ウイルスの成分分析(1)
第八回 植物ウイルスの成分分析(2)
第九回 植物ウイルスの成分分析(3)
第十回 植物ウイルスの血清学的診断法(1)
第十一回 植物ウイルスの血清学的診断法(2)
第十二回 植物ウイルスのPCR法による診断(1)
第十三回 植物ウイルスのPCR法による診断(2)

教室外の学習
実験項目は、1.植物ウイルスの接種実験(接種と病徴観察)、2.植物ウイルスの定量(生物学的定量法、理化学的定量法、血清学的定量法)、3.植物ウイルスの精製と成分分析(精製、核酸とタンパク質の分析)、4.植物ウイルスの診断(血清学的診断、PCR法)からなり、それぞれに対しレポートを提出する。

教科書、参考書
各実験ごとに資料を配付する。
参考書には“植物病理学実験法”(佐藤昭二ら編、講談社)がある。

授業の形式
グループ単位で行う。

成績評価の方式
出席50点と各実験のレポート提出50点の合計で評価する。

履修に当たっての留意点
オフィスアワー: 月曜日9:00〜10:30
質問は授業中以外にも随時受け付けるので、疑問な点は遠慮しないで質問に来ること。