■担当教官(所属、所在) |
西澤直行 (農業生命科学科 食品健康科学講座、農学部4号館3F) 長澤孝志 (農業生命科学科 食品健康科学講座、農学部4号館3F) 塚本知玄 (農業生命科学科 食品健康科学講座、農学部4号館3F) 木村賢一 (農業生命科学科 食品健康科学講座、農学部4号館3F) 伊藤芳明 (農業生命科学科 食品健康科学講座、農学部4号館3F) |
■対象学生 | 科目の種別 | 開講学期 | 単位数 |
農業生命科学科 食品健康科学講座2年次 | 講座科目 必修 | 後期 | 1単位 |
■授業の目標 |
「栄養に優れ、おいしく安全であること」、これは食品にとって重要な要素である。こうした特性は、食品や原材料のもつ成分内容やその物理化学的な性質はもちろん、食品加工の方法や保存状態など複合的な要因によって決まってくる。食品・原材料の性質を知るために用いられる様々な分析技術は、教科書や机上の理論だけでは理解できず、実際に実験を行ない、そのデータの解釈を通じてはじめて修得することができる。本実験では、実際の食品の分析を通じて、食品分析の基礎技術の修得を目的としている。 |
■概要と計画 |
本実験の対象は、実際の食品やその原材料である。それらに含まれる水分やタンパク質、微量成分などの定量・分析を重量分析、容量分析、比色法、機器による分析技術を用いて行なう。また、食品を製造している工場を見学し、製造現場の実際や衛生管理、品質管理などについても理解を深める。 第1回 研究方法の学び方の基礎 第2回 試薬の調製方法 第3〜6回 食品一般成分の分析(水分定量法、粗灰分定量法、粗タンパク質の定量法) 第7〜9回 微量成分の分析(高速液体クロマトグラフィーを用いた分析) 第10回 食品工場の見学 第11〜14回 機能成分のスクリーニングと分析 第15回 まとめ |
■教室外の学習 |
実験で扱われない分析法については、教科書や参考書等を利用し、手技・理論の理解に努めて欲しい。 |
■教科書、参考書 |
教科書・教材:「新しい食品学実験」(吉田勉監修,三共出版)および配布プリント 参考書:「実験応用生命化学」(東京大学大学院農学生命科学研究科編、朝倉書店)、「新食品学実験法」(高橋、和田編、朝倉書店)、「第2版 機器分析のてびき 第2集」(泉美治他監修、化学同人)、「新・食品分析法」(日本食品科学工学会、新・食品分析法編集委員会編、光琳)など。 |
■授業の形式 |
各項目について、講義で内容および仕組みを理解したうえで実験に取り組む。実験は2〜3人の少人数グループで行なう。 |
■成績評価の方式 |
実験テーマ毎に期限を決めてレポートの提出を求める。単位取得のためには全実験への出席および全てのレポートの提出を原則とする。 |
■履修に当たっての留意点 |
1.出席は毎回とり、遅刻者は出席と認めない。白衣・上履きを持参すること。 2.オフィスアワー:原則随時可であるが,各項目の担当教員に予めメールなどで予定を問い合わせた上で来て下さい。 |