■担当教官(所属、所在) |
長澤孝志 (農業生命科学科 食品健康科学講座、4号館308号室) |
■対象学生 | 科目の種別 | 開講学期 | 単位数 |
農業生命科学科 食品健康科学講座2年次 | 講座科目 必修 | 後期 | 2単位 |
農業生命科学科 生物機能科学講座3年次 | 講座外科目 選択 |
■授業の目標 |
今世紀は高齢化社会といわれ、健康への関心が高まっている。きわめて多様な健康に関する情報を得ることができるが、正しく理解できているだろうか。健康機能の解明や高付加価値食品の開発を考えるためには、食品成分の代謝について充分な理解が必要である。この授業では、食品成分のエネルギーへの変換、生体高分子への合成、生理活性物質の生成の調節と破綻(疾病)について学ぶことを目的とする。 |
■概要と計画 |
第1回 消化と吸収(1) 口から胃まで 第2回 消化と吸収(2) 小腸から大腸における消化、消化管ホルモン 第3回 消化と吸収(3) 吸収の機構 第4回 糖質の代謝と栄養(1) 解糖系、TCA回路、電子伝達系 第5回 糖質の代謝と栄養(2) グリコーゲン代謝、糖新生 第6回 糖質の代謝と栄養(3) 糖質代謝の調節 第7回 脂質の代謝と栄養(1) 生体内における脂質の動態、脂肪酸の酸化 第8回 脂質の代謝と栄養(2) 脂肪酸合成、コレステロールの代謝 第9回 脂質の代謝と栄養(3) 脂質代謝の調節、脂質の所要量 第10回 タンパク質の代謝と栄養(1) 合成と分解、タンパク質の栄養評価 第11回 タンパク質の代謝と栄養(2) アミノ酸代謝(アミノ基転移) 第12回 タンパク質の代謝と栄養(3) アミノ酸代謝(炭素骨格)と栄養 第13回 代謝調節(1) ホルモンによる調節機構 第14回 代謝調節(2) 臓器相関性 第15回 試験 |
■教室外の学習 |
この講義は食品化学、生化学を基礎とする。 これらの講義の復習を忘れずに。 |
■教科書、参考書 |
教科書:最新栄養化学(野口ら著、朝倉書店) 参考書:栄養機能化学(栄養機能化学研究会編、朝倉書店)、ハーパー生化学(上代訳、丸善)など |
■授業の形式 |
OHP、液晶プロジェクターなども使用する。 |
■成績評価の方式 |
中間試験と期末試験、および出席の合計で評価する。 |
■履修に当たっての留意点 |
質問は随時受け付ける。オフィスアワー、月曜日午前中 |