■担当教官(所属、所在) |
竹原明秀(人文社会科学部) |
■対象学生 | 科目の種別 | 開講学期 | 単位数 |
全学科年次指定無し | 学部専門基礎科目 選択 | 前期 | 2単位 |
■授業の目標 |
地球環境の加速度的悪化からの脱却とガン・エイズの治療や臓器移植などの医療技術の開発は21世紀の人類にとって最優先の課題である。この解決の糸口として生物学の重要性はますます増大している。本講義では、動物生態学の基礎と生物進化のプロセスを概観することによって現代生物学を理解する上で必須となる思考方法と知識を涵養する。 |
■概要と計画 |
前半はマクロレベル(生態系・群集・個体群)の生命現象から生物学の枠組みを明らかし、かつ地球環境問題に対する生態的戦略を展望する。後半は生物進化のメカニズムを解説することによって、生物多様性の発生過程と意義について考える。 授業計画 第1回: 生物学の領域(生命観、生物的構成要素の階層性) 第2〜3回: 地球環境問題の現状 (地球温暖化、熱帯林の破壊、生物濃縮) 第4〜5回:生態系(エネルギ−の流れ・物質循環) 第6〜7回:個体群(個体群成長、種間競争、捕食関係など) 第7〜8回:生物群集(種多様性、生態遷移など) 第9〜10回:進化論(ダ−ウィン、新総合説) 第11〜12週:進化の要因:方向性淘汰、隔離 第14回:生物多様性の歴史 第15回:進化生態学 |
■教室外の学習 |
授業中に指示した項目について参考書によって調べる。 |
■教科書、参考書 |
テキスト:使用しない。 教 材:必要に応じてプリントを配布する。 |
■授業の形式 |
講義形式 |
■成績評価の方式 |
・出席することが前提で,出席率2/3未満のものには試験を受ける権利を与えない。 ・評価はレポート20%,試験80%の合計で行う。 |
■履修に当たっての留意点 |
・講義ノ−トを作ること |