■担当教員(所属、所在) |
山本 信次 (寒冷フィールドサイエンス教育研究センター 、2号館205室) 比屋根 哲 (大学院連合農学研究科、2号館414室) |
■対象学生 | 科目の種別 | 開講学期 | 単位数 |
農林環境科学科 地域マネジメント学講座2年次 | 講座科目 選択 | 通年 | 1単位 |
■授業の目標 |
森林は、地形や気象などの自然的条件と地域住民の生活や生産活動といった社会的条件双方による影響を受けながら現在の姿を示している存在である。 特に社会的条件との関係性の違いにより、原生林・雑木林・人工林といった多様な森林が現存し、それぞれに維持管理手法が異なるものである。本実習では、御明神・滝沢という二つのフィールドを利用し、自然的条件と社会的条件の違いに基づいて形成された多様な森林の実像に触れると同時に、こうした森林の維持管理作業を実地体験することにより、森林管理の基本的な知識を身につけることを目的とする。 |
■概要と計画 |
授業の概要 第1に、わが国の気候条件等の自然的条件と森林の関係性についての解説 第2に、人間による森林利用と現存する森林の姿との関係性に対する解説 第3に、森林管理作業に関する基本的な基本的知識の解説をそれぞれ行う。 第4に、御明神演習林(日本海型気候・原生林的)と滝沢演習林(太平洋型気候・都市近郊里山的)の二つの地区の現地踏査を行うことにより自然条件と社会条件の違いがもたらす森林の質的相違について理解を深める。 第5に、森林管理作業(下刈、間伐、森林計測など)の実践を行う。 授業計画:夏期休業中に、演習林で宿泊を伴う集中形式で実施する。 |
■教室外の学習 |
基礎知識にかかわる解説以外は、すべて野外(演習林内)での作業となる。 |
■教科書、参考書 |
随時プリントを配布し、現地における実物を見ながらの解説が中心となる。 |
■授業の形式 |
現地踏査・森林管理作業の実体験が中心であるが、事前に基礎的知識についての解説を行う。 |
■成績評価の方式 |
出席と実習後のレポート総合して判定する。 |
■履修に当たっての留意点 |
林内踏査・森林管理作業に適した服装(長袖・長ズボン・軍手・長靴など)と野外での筆記が行える準備をととのえてくること。 夏期休暇中に集中で実施するので日程については掲示板を確認すること |