土木材料学

担当教官(所属、所在)
小林幹佳 (農林環境科学科 地域環境デザイン学講座 )

対象学生 科目の種別 開講学期 単位数
農林環境科学科
 地域環境デザイン学講座
   地域環境工学コース2年次
 地域環境デザイン学講座
    環境共生コース2年次
講座科目
必修
後期2単位
農林環境科学科
 森林科学講座
   森林管理技術学コース年次指定無し
講座外科目
選択

授業の目標
ダム、水路、堰などの水利施設の設計・施工を行うためには、コンクリートなど各種土木材料の性質を知ることが必要となる。この講義では、土木材料の概要と、その中心であるコンクリートに関する基礎的な知識を身につけ、鉄筋コンクリ−ト設計の基本的な考え方と理論を身に付けることを目指す。

概要と計画
コンクリートを横成する水、セメント、骨材や混和剤など諸材料の物理化学的性質、力学的性質、構成材料の配合設計方法、コンクリートの作成方法(練混ぜ、打設・施工、養生)及びコンクリートの性質について講義する。力学とコンクリート材料に基づいて、鉄筋コンリートの理論と設計法を講義する。      
   第1回  関連事項の確認                       
   第2回  土木材料の概説
   第3回  材料の分類と諸性質
   第4回  セメントコンクリートの概説
   第5回  セメント
   第6回   骨材   
   第7回  混和材料
   第8回  フレッシュコンクリート
   第9回    硬化コンクリートの性質
   第10回  配合設計
   第11回 鉄筋コンクリートの概要
   第12回  許容応力度設計法
   第13〜14回  限界状態設計法
   第15回  期末試験

教室外の学習
応用力学、構造力学における関連事項の復習。

教科書、参考書
教 材:プリント
参考書:適宜、講義中に紹介する。また、図書館には土木材料学、コンクリート工学、鉄筋コンクリート工学関連のテキストが多数あるので随時参考にすること。

授業の形式
講義を主とし、プロジェクターを用いた視覚的な説明も行う。

成績評価の方式
レポート(30%)、試験(60%)及び出席点(10%)で評価する。
80%以上を優、80%未満70%以上を良、70%未満60%以上を可、60%未満を不合格とする。

履修に当たっての留意点
地域環境工学コースの目標Cに対応する。
事前・同時に履修すべき科目:応用力学、構造力学
オフィスアワー:月曜日、16:30〜17:30、農1号館209室