■担当教官(所属、所在) |
小林幹佳 (農林環境科学科 地域環境デザイン学講座、1号館 ) |
■対象学生 | 科目の種別 | 開講学期 | 単位数 |
農林環境科学科 地域環境デザイン学講座 環境共生コース3年次 | 講座科目 選択 | 前期 | 1単位 |
農林環境科学科 地域環境デザイン学講座 地域環境工学コース3年次 | 講座科目 必修 |
■授業の目標 |
土木構造物の設計・施工などの基礎である土木材料、主としてコンクリート材料に関する実験を行う。以下のことが目標である。 1.モルタル供試体を作製し、その強度を測定する。また養生の効果を理解することができる。 2.細骨材、粗骨材のふるいわけ、密度、単位容積質量、吸水率など基本的性質を実験により調べることができる。 3.与えられた条件の下で、コンクリートの配合設計ができる。 4.試し練りを経て、供試体を作製して硬化後の強度試験を行い、コンクリートの性質を理解する。 5.コンクリート関連の工場・施工現場を見学し、さらに理解を深める。 |
■概要と計画 |
コンクリートを構成する材料の物理的性質を調べる。それらの材料を混合してコンクリート供試体を作成し、コンクリートの物理的・力学的な試験を行う。 見学やコンクリートの性質を具体的に体感できる製品を創作する。 第1回 土木材料実験の意義と概要、ガイダンス、班分け 第2〜3回 セメント強さ試験 第4回 細骨材の比重・吸水率試験 第5回 粗骨材の比重・吸水率試験 第6回 細骨材のふるい分け試験 第7回 粗骨材のふるい分け試験 第8回 コンクリー卜の配合設計(演習) 第9〜10回 試し練り、まだ固まらないコンクリートの性質 第11回 コンクリートの打設、供試体の作成 第12回 工場、施工現場の見学 第13〜14回 硬化コンクリートの強度試験 第15回 まとめ |
■教室外の学習 |
見学。 実験データの整理とレポートの作成 。 |
■教科書、参考書 |
教科書:土木材料実験指導書(土木学会) 1,300円 教 材:「土木材料学」の教材 参考書:図書館には土木材料学、コンクリート工学関連のテキストが多数あるので随時参考にすること |
■授業の形式 |
見学のほかは受講者自身が実験、データ整理、レポート作成を行う。 |
■成績評価の方式 |
出席点10%、レポート90%とする。80%以上優、70〜79%良、60〜69%可、60%未満不可。 |
■履修に当たっての留意点 |
地域環境工学コースの目標Cに対応する。 自ら積極的に実験に取組むことが重要である。 事前に履修すべき科目:土木材料学、応用力学、構造力学 オフィスアワー:水曜日、16:30〜17:30、農1号館209室 |