実験動物学

担当教官(所属、所在)
高橋壽太郎 (農業生命生命科学科 動物科学講座 、6号館2階 )

対象学生 科目の種別 開講学期 単位数
農業生命科学科
 動物科学講座3年次
講座科目
必修
前期2単位
獣医学科3年次講座外科目
必修

授業の目標
科学研究のために使用される実験動物と動物実験について 理解を深め、 実験動物の遺伝、 微生物、 栄養、 環境などの物理、 化学、 生物学的統御ならびに動物実験と動物福祉について学習する。

概要と計画
授業の概要
  実験動物学は医学、 獣医学、 畜産学、 一般の科学教育など広範囲に亘る学際的な学問のため、 実験動物と動物実験の在り方に重点を置き、 動物実験を行う際の基本的な考え方、 知識ならびに技術について概説する。

授業計画
第 1回 実験動物と動物実験
第 2回 動物実験と動物福祉・関連法規
第 3回 実験動物の遺伝管理・遺伝モニタリング
第 4回 実験動物の生産管理
第 5回 実験動物の栄養と飼料
第 6回 実験動物の環境管理
第 7回 実験動物の衛生管理・微生物モニタリング
第 8回 実験動物の疾病
第 9回 実験動物施設
第10回 実験モデル動物
第11回 疾患モデル動物と遺伝子導入動物
第12回 実験動物の開発・改良および維持
第13回 実験動物とGLP基準
第14回 実験動物の特性と比較
第15回 動物実験における測定値

教室外の学習
教科書と参考書による予習と復習。

教科書、参考書
最新実験動物学 (前島一淑 、笠井憲雪 編  朝倉書店) を教科書として使用する。 参考書には獣医実験動物学 (光岡知足 他4名編、 川島書店)、 第3の家畜-実験動物- (農林水産省畜産局家畜生産課監修、地球社) があり、 図書館にも所蔵。

授業の形式
黒板を用いた講義形式。 一部プリントを配布する。

成績評価の方式
学期末のペーパーテスト(100点)で評価する。 授業への出席率も考慮する。

履修に当たっての留意点
実験動物学は新しい学問であり、 日進月歩の進歩をしているので、 教科書に載っていない事を講義することもある。 毎時間出席をとる。 質問は授業中に受け付ける。獣医学科は動物遺伝育種学2を実験動物学と読み替える。オフィスアワー:水曜日・15時−17時・6号館2階207号室。