■担当教官(所属、所在) |
岩田道顕 (非常勤講師 ) |
■対象学生 | 科目の種別 | 開講学期 | 単位数 |
農業生命科学科 生物機能科学講座2年次 | 講座科目 選択 | 後期 | 2単位 |
農業生命科学科 植物生産学講座3年次 食品健康科学講座年次指定無し 農林環境科学科 森林科学講座 森林管理技術学コース年次指定無し 森林科学講座 総合森林学コース年次指定無し | 講座外科目 選択 |
■授業の目標 |
農作物を病害虫や雑草害から保護し、農業の生産性を上げるために使用する農薬の基礎的知識を習得し、農業技術者・指導者として生産に携わる場合の農薬の利用法を学ぶ。 |
■概要と計画 |
農薬の社会的意義と登録制度、殺菌剤、殺虫剤、除草剤の種類と利用方法、農薬の作用メカニズムの基本事項を講義する。 1. 総論 2. 農薬取締法と農薬登録制度 3. 病害の防除方法とそれに利用される薬剤 4.害虫の防除方法とそれに利用される薬剤 5.水田雑草の除草方法とそれに利用される薬剤 6. 殺菌剤の作用メカニズム 7. 殺虫剤の作用メカニズム 8. 除草剤の作用メカニズム 9. 耐性菌 10. 生物農薬(微生物農薬、天敵)の利用 11. IPM(総合的病害虫管理=総合的防除)と農薬 12.農薬の探索と開発 13.全身獲得抵抗性(SAR)とplant defense activator 14. 試験 |
■教室外の学習 |
良書が多く出版されているのでそれらを読んでもらいたい。 |
■教科書、参考書 |
参考書 佐々木満ら編「日本の農薬開発」(日本農薬学会)、「農薬概説」(日本植物防疫協会) |
■授業の形式 |
講義を主体とする。 |
■成績評価の方式 |
集中講義の最後に試験を行う。 |
■履修に当たっての留意点 |
基礎的な生物学、化学の知識が必要であるので、日頃の広い勉強が重要である。また、化学が好きであることが重要である。 |