■担当教官(所属、所在) |
河田裕樹(人文社会科学部) |
■対象学生 | 科目の種別 | 開講学期 | 単位数 |
全学科年次指定無し | 学部専門基礎科目 選択 | 前期 | 2単位 |
■授業の目標 |
日常の身の回りのすべての「もの」は化合物(単体の場合もあるが)から成り立っており,その「もの」に囲まれて我々は生活している。もちろんヒト,動植物も化学物質から成り,それらの化学反応で生命を維持している。化学は物質を扱う学問であるがゆえに,医学,薬学,工学,農学のような応用諸科学に対する基礎科学の役割を担うと共に,日常生活にも深い関係をもつ。 講義では化学の基礎を学ぶことにより,化学技術,地球環境問題等への理解となれば幸いである。 |
■概要と計画 |
講義では最初に化学(科学)がどのようにして発展してきたか,世の中にどのような影響を与えてきたか,から始まり,物質の基本である原子,分子の世界を紹介するが,量子論の立場から原子,分子を理解できるよう説明する。また分子模型を使うことにより,身近な分子を組み立て,その分子の性質を理解する。エネルギーの面では原子力,核融合,太陽エネルギー,化学エネルギー等について解説し,未来のエネルギーとは何かを考える。 第1週: 化学(科学)の起源とその発展 第2〜5週: 原子,分子の世界と周期律 第6〜8週: 分子と化学結合 第9週: 演習(分子模型の組み立て) 第10〜12週: 物質の状態と相平衡(気体,液体,固体) 第13〜15週: 化学反応とエネルギー |
■教室外の学習 |
・講義の終わりに理解度をチェックするが,理解不充分な学生には課題を与える。・レポートの作成 |
■教科書、参考書 |
「大学生の化学」大野惇吉著、三共出版 |
■授業の形式 |
講義形式,ビデオ等を使用。 |
■成績評価の方式 |
講義の最後に行う理解度テスト(出席を含む20点),期末試験(80点) |
■履修に当たっての留意点 |
理解しようとする気持ちで授業に臨むこと。 |