家畜管理学

担当教官(所属、所在)
出口 善隆 (農業生命科学科 動物科学講座、農学部3号館)

対象学生 科目の種別 開講学期 単位数
農業生命科学科
 動物科学講座3年次
講座科目
必修
後期2単位
獣医学科3年次講座外科目
選択

授業の目標
家畜を飼育するには、外部環境が家畜にどのような影響をあたえるかを知り、外部環境を管理することが重要である。また近年、集約畜産の発展により、畜産環境問題が発生している。このような背景のもと、家畜管理学を体系的に理解することを目標とする。

概要と計画
家畜と外部環境(物理的環境(熱、光、音)、化学的環境)、外部環境管理と飼育施設、畜産と環境問題、家畜の行動について解説する。
第1回:家畜管理学とは
第2回:各家畜の飼育管理様式の概要
第3回:畜舎形態と飼育方式
第4回:畜舎以外での飼育方式
第5〜7回:熱環境が家畜へおよぼす影響
第8〜9回:他の環境が家畜へおよぼす影響
 1)光環境が家畜へおよぼす影響
 2)音環境が家畜へおよぼす影響
 3)化学的環境が家畜へおよぼす影響
第10〜11回:糞尿処理
第12〜14回:家畜の行動
第15回:試験

教室外の学習
畜産に関する文献を読み、自習することを望む。文献は学術書に限らず新聞記事、ルポなど畜産の実態を紹介するものでよい。

教科書、参考書
参考書には「家畜管理学」(三村耕・森田琢磨著、養賢堂)、「家畜の管理」(野附巌・山本禎紀編、文永堂出版)、「畜産環境保全論」(押田敏雄・柿市徳英・羽賀清典編、養賢堂)、「改訂版家畜行動学」(三村耕編著、養賢堂)、「家畜行動図説」(佐藤衆介ほか編、朝倉書店)などがあり、図書館にも所蔵されている。

授業の形式
講義はプリントを中心に行うとともに、スライドなどを用いて補足説明する。

成績評価の方式
試験により評価するが、出席状況も成績に加味する。

履修に当たっての留意点
オフィスアワー:随時訪問可能にしているので、質問などいつでも可。ただし事前にメールによる予約が望ましい(アドレス:deguchi@iwate-u.ac.jp)・農学部3号館119号室