■担当教官(所属、所在) |
出口 善隆 (農業生命科学科 動物科学講座、農学部3号館) |
■対象学生 | 科目の種別 | 開講学期 | 単位数 |
農業生命科学科 動物科学講座3年次 | 講座科目 必修 | 後期 | 2単位 |
獣医学科3年次 | 講座外科目 選択 |
■授業の目標 |
家畜を飼育するには、外部環境が家畜にどのような影響をあたえるかを知り、外部環境を管理することが重要である。また近年、集約畜産の発展により、畜産環境問題が発生している。このような背景のもと、家畜管理学を体系的に理解することを目標とする。 |
■概要と計画 |
家畜と外部環境(物理的環境(熱、光、音)、化学的環境)、外部環境管理と飼育施設、畜産と環境問題、家畜の行動について解説する。 第1回:家畜管理学とは 第2回:各家畜の飼育管理様式の概要 第3回:畜舎形態と飼育方式 第4回:畜舎以外での飼育方式 第5〜7回:熱環境が家畜へおよぼす影響 第8〜9回:他の環境が家畜へおよぼす影響 1)光環境が家畜へおよぼす影響 2)音環境が家畜へおよぼす影響 3)化学的環境が家畜へおよぼす影響 第10〜11回:糞尿処理 第12〜14回:家畜の行動 第15回:試験 |
■教室外の学習 |
畜産に関する文献を読み、自習することを望む。文献は学術書に限らず新聞記事、ルポなど畜産の実態を紹介するものでよい。 |
■教科書、参考書 |
参考書には「家畜管理学」(三村耕・森田琢磨著、養賢堂)、「家畜の管理」(野附巌・山本禎紀編、文永堂出版)、「畜産環境保全論」(押田敏雄・柿市徳英・羽賀清典編、養賢堂)、「改訂版家畜行動学」(三村耕編著、養賢堂)、「家畜行動図説」(佐藤衆介ほか編、朝倉書店)などがあり、図書館にも所蔵されている。 |
■授業の形式 |
講義はプリントを中心に行うとともに、スライドなどを用いて補足説明する。 |
■成績評価の方式 |
試験により評価するが、出席状況も成績に加味する。 |
■履修に当たっての留意点 |
オフィスアワー:随時訪問可能にしているので、質問などいつでも可。ただし事前にメールによる予約が望ましい(アドレス:deguchi@iwate-u.ac.jp)・農学部3号館119号室 |