特許法特講

担当教員(所属、所在)
佐藤祐介 (地域連携推進センター)

対象学生 科目の種別 開講学期 単位数
農業生命科学科4年次

農林環境科学科4年次

獣医学科6年次
学科共通科目
選択
前期2単位

授業の目標
特許法上の発明とは何か? 自分が発明したときに他人の発明とどのように区別するか、他人の特許を侵害するとはどういうことか、の基本的理解を得る。特許情報を活用して研究に役立てる方法も学ぶ。さらに会社等に就職したときに直面する職務発明の問題等の法律問題も理解する。先行技術を調査して自分の発明を完成し、特許明細書を作成する演習を行い理解を深める。優れた発明については、パテントコンテストへ応募する(例年9月末締め切り)。

概要と計画
1.発明とは?
2.特許情報の有効活用
3.特許情報検索演習
4.特許明細書とは?
5.特許明細書の読み方・理解
6.特許明細書から何を学ぶか
7.発明の新規性・進歩性
8.他の発明との比較
9.他の発明と違うということの意味
10.法律問題−−特許は誰のもの(職務発明)
11.法律問題−−ライセンスとは
12.法律問題−−特許侵害とは
13.自分の発明の特許化−−先行技術調査
14.自分の発明の特許化−−先行技術に対する差別化
15.自分の発明の特許化−−明細書作成演習

教室外の学習
常日頃、特許関係の新聞記事などに関心を持ち、よく読むようにする。

教科書、参考書
教科書等はとくに指定しない。プリント等を配布。

授業の形式
講義と演習を半々程度の割合で行う。

成績評価の方式
評価方法:平常点(評価割合50%)、演習(50%)。
評価基準:平常点については、出席状況および積極的に発言したか、を基準とします。演習については、制度の基本を理解できているか、十分に調査したか、論理的に展開できているかを基準とします。

履修に当たっての留意点
特許についての単なる知識を得るのではなく、実践的に役立つスキルが得られるようにします。
オフィスアワー:月曜日、午後1時〜3時、人文社会科学部1号館517号室(5階)