家畜生産生理学

担当教官(所属、所在)
佐野宏明 (農業生命科学科 動物科学講座、3号館3階)

対象学生 科目の種別 開講学期 単位数
農業生命科学科
 動物科学講座3年次
講座科目
必修
前期2単位

授業の目標
 家畜は乳、肉などを生産し、貴重な動物性タンパク質を人間に供給している。本講義では家畜の生産と体内における栄養素利用および内分泌調節のしくみを理解するとともに、乳牛、肉牛の各ステージにおける飼養管理技術ならびに生産病について学ぶ。

概要と計画
哺育:前胃の発達、消化・代謝の適応変化、早期離乳
育成・繁殖:発達と栄養、受胎と栄養、胎児の発達と代謝、分娩前後の飼養
産乳:泌乳のメカニズム、泌乳牛の養分摂取、泌乳牛の代謝、泌乳牛の内分泌調節
産肉:肥育牛の栄養、タンパク質の蓄積、脂肪の蓄積、肉牛の内分泌調節
ウシの生産病:ルーメンアシドーシス、ケトーシス、低カルシウム血症、グラステタニー、低脂肪乳

教室外の学習

教科書、参考書
 「新乳牛の科学」(津田恒之監修、柴田章夫編、農文協)、「反芻動物の栄養生理学」(佐々木康之監修、小原嘉昭編、農文協)など

授業の形式
 講義を主体とし、必要に応じてプリントなどを使用する。レスポンスカードを使用し、講義内容の理解を深める。

成績評価の方式
 試験により評価するが、出席状況も成績に加える。

履修に当たっての留意点
 講義でふれない畜産物(例えば、毛、皮革など)についても広く自習することを望む。