環境計測実験実習

担当教官(所属、所在)
颯田尚哉 (農林環境科学科 地域環境デザイン学講座、1号館207)
東 淳樹 (農林環境科学科 地域環境デザイン学講座、1号館310)
向井田善朗 (農林環境科学科  、1号館224)

対象学生 科目の種別 開講学期 単位数
農林環境科学科
 地域環境デザイン学講座
   地域環境工学コース3年次
 地域環境デザイン学講座
    環境共生コース3年次
講座科目
選択
後期1単位

授業の目標
全ての生命体が安心して暮らせる環境を保全し維持するためには、環境の質を多面的に理解し把握することが不可欠である。本実験実習は水質に関する基本的定量分析法の実験を基本的な項目について行い、実体験するとともに化学的分析方法の基本原理と基本操作を環境計測法として習得することを目標とする。また、野外環境および把握のための現地踏査に必要な基本事項を生態系調査と総合して体験し、野外調査方法の基礎を身につけることを目標とする。

概要と計画
実験は、器具・試薬の取り扱い方法と試薬の計量・混合・希釈という調整方法の実習から始まり、水試料について、環境基準項目等を化学的な手法及び機器分析法により習得する。実習は地図の判断と現地調査による踏査、野外生態系の調査を行い、野外調査の計画からPCを用いた報告書作成と報告までを総合的に実習する。
第1回 ガイダンス
第2回 器具・試薬の取り扱いと試薬の調整方法
第3回 pHの計測とSS・蒸発残留物の測定
第4回 滴定操作の習得と水試料中のアルカリ度の測定
第5回 溶存酸素(DO)の測定法の講義と試薬の調整
第6,7回 溶存酸素(DO)の測定
第8〜14回 地図の判読と現地踏査、野生生物および生態系の調査
第15回 予備

教室外の学習
各実験のまえに、実験方法を述べたプリント資料を配付するので、それをよく読み実験実習内容(目的や方法)をよく理解しておくこと。実験終了後は速やかにレポートを作成し提出すること。実験終了後は報告書を成果物として提出すること。

教科書、参考書
教科書は特に指定しない、随時、プリント資料を配布する。

授業の形式
実験の前に実験内容の原理と手順及び操作の要点を解説する。実験は個人またはグループで行う。実習形式は未定である。

成績評価の方式
実験テーマ毎に期限を決めてレポートを提出させる。レポート報告書(90点)及び出席(10点)を総合し、100点満点で60点以上を合格とする。合格者には優(80〜100点)、良(70〜79点)、可(60〜69点)を与える。

履修に当たっての留意点
実験では白衣を持参すること。環境計測学を受講しておくこと。また、野外実習では、フィールドワークに適した服装で参加すること。第8回以降の野外実習については、集中実習の形式をとることもある。
オフィスアワー:月曜日、午後(メールで事前連絡すること)、1号館207室