■担当教官(所属、所在) |
谷口和之 (獣医学科基礎獣医学講座 ・解剖学、3号館2階) 山本欣郎 (獣医学科基礎獣医学講座 ・解剖学、3号館2階) 橋爪一善 (獣医学科基礎獣医学講座 ・生理学、3号館3階) 木崎景一郎 (獣医学科基礎獣医学講座 ・生理学、3号館3階) 小林晴男 (獣医学科基礎獣医学講座 ・薬理学、3号館3階) 鈴木忠彦 (獣医学科基礎獣医学講座 ・薬理学、3号館3階) |
■対象学生 | 科目の種別 | 開講学期 | 単位数 |
獣医学科 基礎獣医学講座5年次 | 講座科目 選択 | 後期 | 2単位 |
■授業の目標 |
解剖学系:獣医学の基礎分野に位置付けされる獣医解剖学を専修する学生に対して解剖学、組織学、細胞学並びに組織化学に関する該博な知識を与えることを目的とする。 生理・生化学系:獣医生理学演習は、基礎獣医学の一分野である獣医生理学を専攻する学生に対して課された演習である。演習は、広く動物の生理機能を理解するだけでなく、生理機能に関する研究を進めるために必要な基礎的技術を理解し、さらに進んで先進的な情報に接触することを目的として行われる。 薬理学系:薬理学および毒性学の英語の専門文献を読めるようにする。文献検索法、データ解析法、統計分析、実験計画法、を学ぶことによって研究法を習得する。3年次カリキュラムにおける家畜薬理学実験の準備に参加することによって薬理学関連の実験の基礎を習得する。 |
■概要と計画 |
解剖学系:本演習では、卒業研究で扱う組織・器官に関する解剖・組織並びに細胞学的知識については特に詳しく教授し、また関連する生理学的並びに生化学的知識をも修得させる。 生理・生化学系:範囲をある程度絞り、学生の興味を中心に、系統的に外国語文献を読ませ、その内容を紹介させる。 薬理学系:薬理学あるいは毒性学に関する英語専門書籍を翻訳、発表する。 授 業 計 画 解剖学系: ゼミ形式で行う。重要な項目:内分泌器官とホルモン、嗅覚系の構造と機能、中枢神経系特論、血管の構造と機能、系統発生と動物の進化、遺伝子組織化学。 生理・生化学系:英語の原著論文の精読を中心にする。平均的に、月に一度の割合で原著論文の内容を発表させる。各自の研究と関連させることもある。抄録を書かせ、文献を纏める能力を養成する。 薬理学系:初めに英語の専門書の精読を行う。次に各自の研究と関連した原著論文の内容を資料を作成して発表させ、質疑を行う。 |
■教室外の学習 |
学内外のセミナー、学会の参加 |
■教科書、参考書 |
学術雑誌、専門書 |
■授業の形式 |
ゼミ形式。語学力を高める。英語で記述された論文の内容を要約して質疑応答。専門の知識を増し、研究心を向上する。 |
■成績評価の方式 |
出席、予習、文献の理解と内容の提示能力を中心に評価する。 |
■履修に当たっての留意点 |
1.選択科目の位置づけであるが、基礎獣医学講座を専攻した学生は必修科目である。 2.4年次後期に解剖学系研究室、生理・生化学系研究室あるいは薬理学系研究室のいずれかに配属し、各研究室において研究指導を受ける予定である。 3.英語力を養っておく。生命科学に関する実践的な知識の修得と論理的思考能力の獲得のために自主的に努力する必要がある。 |