基礎数学演習

担当教官(所属、所在)
東 淳樹 (農林環境科学科 地域環境デザイン学講座、1号館3階)
三輪 弌 (農林環境科学科 地域環境デザイン学講座、1号館3階)
原科幸爾 (農林環境科学科 地域環境デザイン学講座、1号館3階)
白旗 学 (農林環境科学科 森林科学講座、2号館3階)

対象学生 科目の種別 開講学期 単位数
全学科1年次学部専門基礎科目
選択
前期1単位

授業の目標
 農学部の専門科目を履修していく上で,ある程度の数学の基礎学力(特に微分積分学)が必要となる。ところが,当学部に入学してくる学生は,高校での数学の履修状況もその習熟度も様々である。
 そこでこの授業では,高校までの習熟度の不足を補い,微分積分についてのつぎのような基礎的な学力を習得することを目標とする。
(1)1変数関数の基本的な微分計算ができ,関数のグラフを描くことができる。
(2)1変数関数の簡単な積分計算ができ,定積分と面積の計算ができる。

概要と計画
 内容は高校の微分積分(1変数関数)が主であり,一部,大学の微分積分(多変数関数)も含まれる。これらの範囲で,基本的な計算力や簡単な応用方法を繰り返し演習する。1年次後期開講の「農学のための微分積分学」に引き継がれる。

1.ガイダンスおよびクラス分け試験
2〜8.1変数関数の微分
 微分/各種関数の微分/高階導関数/
 関数のグラフ
9〜14.1変数関数の積分
 不定積分/置換積分/部分積分/定積分/面積
15.筆記試験

教室外の学習
 授業予定に従ってテキストの予習を行うこと。また,随時,宿題や中間テストが課されるので,担当教官の指示を聞き漏らすことなく,その都度きちんと復習に勉めること。

教科書、参考書
テキスト:石村園子著「すぐわかる微分積分」(東京図書,1993)(定価2,200円+税)

授業の形式
・上記テキストを用いて,講義と演習を交えながら授業を進める。
・授業は演習を繰り返し行い,全員に基礎学力がつくように留意しながら進めていく。
・基礎学力が全員の身につくことを目標にしているので,理解に時間を要する学生に合わせて,授業を進めていく(クラス分けをするのはそのためである)。

成績評価の方式
 最終回の筆記試験で60%,授業への出席状況で10%,演習問題への取り組み状況で30%を評価する。なお,初回のクラス分け試験の結果は成績評価には用いない。

履修に当たっての留意点
・微分積分を習っていない学生,習ったが苦手な学生の受講を希望する。そのため,初回のクラス分けの試験で一定以上の点数をとった者については,受講を遠慮してもらうこともある。
・受講制限があるので,テキストは,クラス分け試験の結果が出てから購入すること。
・クラス分けの結果は農学部掲示板にて指示するので,必ず確認すること。
・平成18年度は,4クラス開講予定である。
・地域環境工学コースの目標Aに対応する。
オフィスアワー:金曜日・15:00〜15:30・1号館310号室(東)
         木曜日・10:30〜11:30・1号館408号室(原科)