マーケティング

担当教官(所属、所在)
非常勤講師 (   、 )
窓口:三浦 靖 (農業生命生命科学科  食品健康科学講座、1号館1階115号室)

対象学生 科目の種別 開講学期 単位数
農業生命科学科
 食品健康科学講座4年次
講座科目
選択
前期2単位

授業の目標
 グローバル化(経済・通信のボーダーレス化),産業の空洞化,情報・通信革新を目指す技術の進歩,地球環境問題の深刻化,少子高齢化・成熟化・個性化の進行などによる国内需要動向の変化など,企業を取り巻く環境条件は大きく,かつスピーディに変動している。企業が変動の時代を生き抜いていくためには,常に時代や市場の要求する新技術・新製品を開発し,売上高・利益を確保することが大切である。マーケティング(marketing)とは,個人と組織の目的を満足させる交換を創造するために,アイディア,財貨,サービスの考案,価格,促進,流通を計画ならびに実施する過程を扱う学問である。本科目では,消費者志向による新製品開発について製品開発管理,製品開発プロセス,製品開発組織の概要を修得することを目標とする。

概要と計画
 新製品開発についての活動とその管理側面について,実践的応用がしやすいように解説する。
 第 1回 食品産業の現状
 第 2回 食品産業におけるマーケティング(1)
 第 3回 食品産業におけるマーケティング(2)
 第 4回 食品産業におけるマーケティング(3)
 第 5回 製品開発管理(1)
 第 6回 製品開発管理(2)
 第 7回 製品開発管理(3)
 第 8回 製品開発プロセス(1)
 第 9回 製品開発プロセス(2)
 第10回 製品開発プロセス(3)
 第11回 製品開発組織(1)
 第12回 製品開発組織(2)
 第13回 製品開発のトピックス(1)
 第14回 製品開発のトピックス(2)
 第15回 成績評価

教室外の学習
講義前に予め配布する資料を用いて当該内容を必ず予習すること。

教科書、参考書
教科書:指定しない
教材:配布資料
参考書:「改訂フードスペシャリスト論」(日本フードスペシャリスト協会編,建帛社,2002年),「生産管理 理論と実践14 新製品開発管理」(小島敏彦編著,日刊工業新聞社,1996年),「生産工学入門」(岩田一明監修,NEDEK研究会編,森北出版,1997年),「食品工学基礎講座 12:食品システム論」(矢野俊正・桐栄良三監修,光琳,1989年),「食品工学基礎講座 11: 品質保持と管理」(矢野俊正・桐栄良三監修,光琳,1988年),「機械系 大学講義シリーズ 31:システム工学」(足立紀彦ら,コロナ社,1996年),「生産管理 理論と実践 12:オペレーションズ・リサーチ」(中川覃夫ら,日刊工業新聞社,1995年),「シリーズ・経営情報システム 3:生産情報システム」(太田雅晴,日科技連出版社,1994年)など。

授業の形式
実践的な内容で集中講義を行う。必要に応じてOHPやVTRを利用する。集中講義終了時にレポート課題を出す。

成績評価の方式
授業への参加度(出席,授業態度)50点と課題レポート50点とを合計し,60点以上を合格とする。

履修に当たっての留意点
食品産業(製造業,サービス業)に就職する場合には本科目を履修しておくことが望ましい。
実業界の方を非常勤講師にして8月上旬あるいは9月下旬に開講する。
オフィスアワー(月曜日,8:00-10:30,農学部1号館1階115号室)