機械材料及び工作法

担当教官(所属、所在)
広間達夫 (農林環境科学科 リサイクル生物生産工学講座、1号館4階419号室)

対象学生 科目の種別 開講学期 単位数
農林環境科学科
 リサイクル生物生産工学講座2年次
講座科目
選択
後期2単位

授業の目標
生物生産機械を構成している機械部品は,種々の材料から製作されているが,これらの材料を目的の形状に加工する工程を経て機械部品が出来上がる。機械や施設を設計する場合や利用する場合に必要となる,機械材料の性質とそれらの加工方法や工作機械,及び最新のNC工作機械,マシニングセンターについて理解することを目標とする。

概要と計画
生物生産機械を構成している機械部品は,種々の材料から製作されているが,これらの材料を目的の形状に加工する工程を経て機械部品になる。最近では,ニューセラミックスや炭素繊維等の新素材が注目を集めている。また材料加工の面でも,主要な機械は全てコンピュータにより制御され,NC旋盤,マシニングセンタ等の高度な複合機械が利用されるようになってきた。本講義で,材料及び工作法の基礎的な事項を学ぶ。
[授業計画]
第1回 機械を構成している主な材料
第2回 金属と結晶
第3回 金属組織と合金
第4回〜5回 相律と状態図
第6回 拡散と熱処理
第7回 変位と転移及び加工硬化
第8回 機械製作の過程
第9回 素材の製作
第10回〜11回 切削加工
第12回 研削加工と仕上げ加工
第13〜14回 NC工作機械
第15回 期末試験

教室外の学習
あらかじめテキストを配布するので,講義前に予習すること。

教科書、参考書
担当者作成のテキストを使用する。機械材料の分野としては,「100万人の金属学<基礎編>」(幸田成康,アグネ),加工法の分野としては,「機械工作入門」(福田力也,理工学社),「NC工作機械入門」(北口康雄,理工学社)がある。

授業の形式
HP及びビデオを利用しながら講義を行う。

成績評価の方式
レポート及び授業への出席状況(30点)と期末試験(70点)の合計で評価する。

履修に当たっての留意点
授業中に演習を行うので,関数電卓を携帯すること。
オフィスアワー(金曜日,16:00-17:00,農学部1号館4階419号室)