■担当教官(所属、所在) |
三宅 諭 (農林環境科学科 地域マネジメント学講座、1号館410室) |
■対象学生 | 科目の種別 | 開講学期 | 単位数 |
農林環境科学科 地域マネジメント学講座2年次 | 講座科目 必修 | 後期 | 2単位 |
農林環境科学科 森林科学講座 森林管理技術学コース年次指定無し | 講座外科目 選択 |
■授業の目標 |
これからの地域づくりにおいては、専門家と行政だけで計画を策定するのではなく、行政と住民が地域の課題、将来像を共有しつつ計画を策定していくことが重要である。この科目では、主体が複雑に入り組む状況において、いろいろな角度から状況を分析し、多岐にわたる主体の価値観や将来イメージの合意を図るために必要な考え方、手法について学ぶことを目標とする。 |
■概要と計画 |
講義は大きく3つに分かれる。最初に模擬ワークショップを行い、合意形成の必要性を体験する。その後、これまでの都市・地域計画史を振り返りながら、なぜ参加が求められるようになってきたか、また合意形成が必要になってきたかという背景を学ぶ。その後、いくつかの事例について合意プロセスを取り上げ、その課題を検討する。最後に、受講生を数グループに分けてテーマに沿った計画策定の演習を行い、合意形成の手法を習得する。 第1回〜第2回 概論、模擬ワークショップ 第3回 都市・地域計画史からみた参加と合意形成 第4回〜第5回 ディベート1 第6回〜第8回 問題解決とファシリテーション 第9回 まちづくりの方法 第10回〜第11回 様々なワークショップ手法とその体験 第12回〜第13回 ゲーム理論 第14回〜第15回 ディベート2 |
■教室外の学習 |
中間レポートは提示されたテーマについて各自で調査、分析し提出する。最終レポートはグループで演習の過程と成果をまとめて提出する。 また、本科目とは関係ないが、地域づくりワークショップへ積極的に参加し、レポートを提出した場合は加点対象とする。 |
■教科書、参考書 |
科書はなし。資料を適宜配布。 参考図書は配付資料に掲載する |
■授業の形式 |
講義、ディベート |
■成績評価の方式 |
レスポンスカード30点、中間レポート10点、 ディベート30点、最終レポート30点 |
■履修に当たっての留意点 |
新聞などメディアが取り上げる都市・地域計画、地域づくりに関わる論争に関心を持つこと。 各地で行われるワークショップへ積極的に参加することが望ましい。 |