「応用生物化学科」出前講義 講義内容と講師一覧

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「応用生物化学科」

専門分野
講師氏名
〔Profile〕 〔HP〕
講義タイトル
講義内容
植物生理学
分子生物学
生化学
生物学
(いとう きくかつ)
発熱する植物の不思議
一般に植物の体温は外気温の変動とともに変化すると考えられていますが、ある種の植物は、自ら積極的に発熱することにより、その体温を上昇させる能力を持っています。
例えば、我が国の寒冷地に自生し、早春に花を咲かせるザゼンソウは、氷点下を含む外気温の変動にも関わらず、肉穂花序(にくすいかじょ)と呼ばれ...  〔全文を見る〕(No.26)
栄養化学
(いとう よしあき)
食品の健康機能性
食品の持つ体調調節機能に注目したのが、特定保健用食品などの健康機能性を持つ食品です。食品やその成分はどのようにして、その効果を発揮しているのでしょうか? 
私たちが大学で行っている抗糖尿病効果をもつ食品成分の研究例を織り交ぜながら、体の代謝調節の仕組みと食品の健康機能の科学についてお話しします...  〔全文を見る〕(No.27)
天然物化学
遺伝子工学
分子生物学
(おおの みさ)
生物資源としてのキチン
キチンは、N-アセチル-D-グルコサミンという単糖が直鎖状に結合した多糖で、構造は、セルロース(繰り返し単位はグルコース)と似ています。キチンは、エビやカニなどの甲殻類、昆虫の外骨格、寄生虫やキノコを含む菌類の細胞壁の主要成分です。このため、キチンは、セルロースに次いで二番目に多く地球上に存在してい...  〔全文を見る〕(No.28)
ケミカルバイオロジー(化学生物学)
(きむら けんいち)
21世紀になり食品は限りなく医薬品に近づいた
病気の予防の観点から、機能性が科学的に証明された特定保健用食品は年々増加し、その開発研究には医薬品と同様に物質レベルの解析と、ヒトでの臨床試験が必要とされる。薬と食品の特徴と違いを、自らの企業と大学での研究経験を踏まえてわかりやすく説明します。同時に、大学や研究室生活の楽しさを紹介し、若者たちにエー...  〔全文を見る〕(No.29)
化学を用いて生命現象を探るケミカルバイオロジ― −薬と食の接点−
ヒトの全ゲノム塩基配列が明らかとなり、病気の原因が分子レベルで解析されると、特定の遺伝子やタンパク質(酵素)に作用する低分子化合物(バイオプローブ)は、重要な医薬品や機能性食品になる一方、生命現象のメカニズムを解析する道具にもなる。農学部出身の遠藤先生が見出したコレステロール合成阻害剤メバロチンや、...  〔全文を見る〕(No.30)
遺伝子工学
分子生物学
細胞生物学
(さいとう やすし)
遺伝子とDNA
人の1個の細胞の中にあるDNAの長さは約2mです。細胞の大きさを一円玉の直径だとすると、このDNAは東京タワー6個分の長さに相当します。
生命はDNAをどのように収納しているのか、DNAの遺伝情報の量はどれほどであるのか、これらの疑問を遺伝子と分子生物学に関する視点からお話しします。(No.31)
4葉のクローバーと遺伝子
クローバーの4葉は幸福、5葉は金運、6葉は地位と名声、7葉は無限の幸福、8葉は縁結び、9葉は高貴の象徴、10葉は完成・成就といわれています。
しかしさらなる多葉も存在し、岩手県において発見された56葉のクローバーはギネス記録を樹立しています。このようなクローバーの多葉がどのようにできるのかにつ...  〔全文を見る〕(No.32)
応用微生物学
醸造学
(しもい ひとし)
身近に利用されている微生物
微生物というと病原菌などで悪者のイメージがありますが、日本には微生物を利用した食品がたくさんあり、私たちの生活と微生物は密接に関係しています。 
食品の製造に利用されている微生物について、その生態や利用方法についてお話します。(No.33)
植物栄養生理学
(すずき ゆうじ)
生命の源、光合成
 植物は、葉で太陽からの光エネルギーを利用し、二酸化炭素と水から炭水化物と酸素を作り出す「光合成」を行っていますが、私たちの生命は光合成により支えられています。

急激な人口増加が問題となっている昨今、光合成能力の改良は食糧増産のための一つの手段となっているとともに、大気中の二酸化炭素削...  〔全文を見る〕(No.34)
土壌学
土壌微生物学
(たていし たかひろ)
地球の生命を支える土壌
土壌は、空気や水のように、私たちの身の周りに存在しているのが当たり前で、日頃とくに意識して土壌を見たり触ったりしていないと思います。普段、何気なく足で踏みつけている土壌ですが、土壌は私たち人間だけでなく、地球上の生物が生命を維持していく上で、無くてはならない存在です。 
この講義では、土壌の役...  〔全文を見る〕(No.35)
食品科学
(つかもと ちげん)
大豆と健康
日本は世界に冠たる長寿国で、長寿の一要因として普段の食生活が挙げられます。豆腐や納豆などの原料として広く利用される大豆は、イソフラボンやサポニンなどの健康機能性成分をたくさん含んでいます。
それならば、大豆加工食品をたくさん食べればもっと健康になれるのでしょうか。大豆の日常的摂取は健康増進に役...  〔全文を見る〕(No.36)
栄養化学
食品機能学
(ながさわ たかし)
アミノ酸と健康
 (No.37)
筋肉を減らさない方法
 (No.38)
ポリフェノールの健康機能性
 (No.39)
活性酸素と栄養
 (No.40)
生化学
分子生物学
(にしやま けんいち)
大腸菌と分子生物学
 (No.41)
食品化学工学
レオロジー
食品科学
(みうら まこと)
食品新素材について
例:機能性米粉、減塩食品用の塩味素材(No.42)
食品加工・保蔵法について
例:凍結、乾燥、粉体化、乳化、殺菌(No.43)
食品品質評価法について
例:食感(No.44)
地場食産業支援のための6次産業化について
例:地場産品の高度利用(No.45)
東日本大震災からの農水産業復興について
 (No.46)
生化学
(やました てつろう)
ねこの尿はなぜ臭い?
臭いを作るメカニズムについて(No.47)
生物の多様性と共通性
ゲノム解読からわかったこと(No.48)
捏造の科学史
科学者たちはなぜデータを捏造するのか?(No.49)
応用微生物学
(やまだ みわ)
微生物によるものづくり
微生物は、病原菌として人間を困らせるだけではなく、古くは、味噌、醤油作りなどの食品や、医薬品生産に利用され我々人間の生活に役立ってきました。
また、最近では化成品や燃料など様々な有用物質の生産にも微生物の利用が注目されています。
微生物を用いた有用物質生産(ものづくり)について、現代の環...  〔全文を見る〕(No.50)