「食料生産環境学科」出前講義 講義内容と講師一覧

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大学院
「岩手大学大学院連合農学研究科」 
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「食料生産環境学科」

専門分野
講師氏名
〔Profile〕 〔HP〕
講義タイトル
講義内容
ポストハーベスト工学
農産食品プロセス工学
(おりかさ たかひろ)
マイクロ波による新しい食品加工技術の開発
近年、単身世帯の増加により、加工食品の需要は急激に増加し、高品質な食品加工技術の開発が求められています。また、健康志向の高まりにより、栄養・機能性成分に富んだ加工食品の開発が望まれています。講義では、栄養・機能性成分に富んだ加工食品の製造が可能な「減圧マイクロ波処理」による新しい食品加工技術の開発に...  〔全文を見る〕(No.66)
6次産業化に向けた農産物の乾燥技術
農産物の乾燥技術のメリットについてお話しします。これらの技術は地域活性化の起爆剤としてだけでなく、災害時におけるビタミンなどの栄養素の供給源としても有用となる可能性を秘めています。(No.67)
土質力学
農地工学
(かなやま もとへい)
農地・農業用構造物の維持管理と環境に配慮した施工技術の開発
農業生産基盤の保全、維持・管理に有益であると同時に、現場における地盤改良技術および変形予測技術の向上に資することを目的とし、沿岸低平地に分布する軟弱地盤や河川底泥などを対象とした研究を行っている。(No.68)
農業経済学
農業経営学
水資源論
(きのした ゆきお)
日本とアジアの農業問題
 (No.69)
強い農業経営を作るには
 (No.70)
農業から見た水資源問題
 (No.71)
水文学
(くらしま えいいち)
水の循環について
2010年、全国的な猛暑とともに、岩手県では豪雨災害にみまわれ、大きな洪水被害が起こりました。降雨がどのような過程を経て河川に到達するかを考究すること(洪水の予測)は、気候変動が避けられなと言われている昨今、ますます重要になってきました。 
また、森林は緑のダムと言われ、洪水の防止や水源涵養に...  〔全文を見る〕(No.72)
農産物加工・
保蔵学
(こいで しょうじ)
食と農をつなぐ智恵
収穫後の果実・野菜・穀物の魅力や活力を伝えます。
Farm to Tableにおける収穫後農産物の「鮮度、衛生、品質」を中心に、農産物加工の必要性や、岩手大学農学部での研究・教育の楽しさも交え平易に講義します。

生物・化学の知識がなくても大丈夫です。(No.73)
環境動態学
環境工学
(さった なおや)
青森・岩手県境不法投棄現場の現状と対策
青森・岩手県境不法投棄問題の経緯・現状・対策について、岩手県側を事例にお話しします。これにかかわる研究成果もお話しします。(No.74)
環境と放射線
2011年3月11日の東日本大震災では、豊北、関東地方を中心に放射性物質による環境汚染が生じた。放射線の基礎と汚染の課題についてお話しします。(No.75)
農業経済学
野菜・果実の流通システムと
マーティング
(さとう かずのり)
野菜や果物が農家から消費者に届くまでの仕組み
 (No.76)
自然と農業の歴史
 (No.77)
農業情報工学
植物光計測工学
(しょうの ひろし)
植物の萎れの自動検出法
植物の体の約90%は水でできています。もし水が不足すると植物は生きていけません。しかし植物は水が不足しても、それを人に言葉で伝えることができません。ではどうすれば植物の水不足が検出できるのか、その方法をお話しします。(No.78)
切り花の鮮度の判定法
人の眼を和ませてくれる切り花も徐々に鮮度を失って老化していきます。今手元にある切り花はあとどれぐらい美しくいられるのでしょうか?岩手県を代表するリンドウを題材に、切り花の鮮度を判定する方法をお話しします。(No.79)
農作業システム学
農業機械学
(たけだ じゅんいち)
最新農作業システムについて
我々が毎日食べている食料の生産は、農業機械を抜きにしては成り立たないのが現代の農業です。食料生産の歴史を紐解きながら、農業機械の立場から最新の農業生産技術を紹介します。(No.80)
農作業事故の現状と防止対策について
農作業では年間約400名が亡くなっていますが、減少していないのが現状です。農作業事故の原因調査・分析結果及び安全対策の研究事例等について紹介します。(No.81)
水族遺伝学
分子生態学
(つかごし ひではる)
サケと人のくらし
サケ類は三陸岩手の水産業に多くの恩恵をもたらしてきました。今では当たり前のように食べられるサケですが、その背景には水産事業者達の努力があります。人とサケの係わりあいと、サケのくらしについてお話しします。(No.82)
DNAからわかる通し回遊魚類のくらしと進化の歴史
川と海を行き来する淡水魚類を通し回遊魚とよび、その生活史型にいくつか種類があります。DNAからみた通し回遊性魚類のくらしや多様性、進化の歴史について紹介します。(No.83)
農業水利学
(はまがみ くにひこ)
農業に欠かせぬ水を確保するための治水と利水について
安定した農業には、安定した水の確保が必須となります。水は農地までどのように運ばれてくるのでしょうか。そのために川や水路にはどのような施設が設けられているのでしょうか。 
川を上手に治め、利用するためには川の特性を理解することが重要です。川における水の流れ、砂の動きについて講義を行います。(No.84)
地域生態管理学
地理情報処理学
(はらしな こうじ)
持続可能な地域生態系の再構築
持続可能な社会を形成するには、様々な視点から環境を見ていく必要があります。ここでは、生物保全と物質循環の視点からこれまで行ってきた研究(野生動物の分布と森林分布に関する研究、インドネシアジャワ島での研究)を紹介します。(No.85)
地理情報の世界
地図で表される情報を地理情報といいます。GPS,空中写真、衛星画像を使ったリモートセンシング、地理情報をコンピュータで処理する地理情報システム(GIS)について、お話します。(No.86)
生殖生物学
水産増殖学
(ひらい としあき)
魚類の多様な子作りから水産業へ
生物の重要な営みの一つとして、生殖があります。魚類は脊椎動物の中で最大の種数を有し、多様な進化によって幅広い環境に生息域を拡げており、「子作り」についてもわれわれ哺乳類と比べてはるかに多様な進化を遂げています。本講義では、魚類における多様な性についてご紹介し、それらの研究を通して水産業へ役立てる試み...  〔全文を見る〕(No.87)
農業環境工学
生物資源循環工学
(まえだ たけき)
農畜産業から大量に排出される家畜排せつ物や作物残渣などの廃棄物について
 (No.88)
バイオマスの各種利用技術について
 (No.89)
生物系未利用資源の主要な循環利用である堆肥化についての科 学的説明
 (No.90)
生物環境工学
(まつしま うづき)
植物の非破壊イメージング
植物内部のつくりがどうなっているのか、ナイフで切ったりせずに中をのぞいてみませんか?そんな願いを中性子やX線でのイメージングによって実現することができます。撮影した植物の写真を交えて、観察の手法についてお話します。(No.91)
植物中の水移動イメージング
植物が生きていくうえで欠かせない水ですが、どのように流れているのか見たことがありますか?植物の中の水の流れを、目で見えるようにする測定手法についてお話します。(No.92)
植物の水利用
植物がどのように水を利用するかについて、湛水栽培を行ったときの根の機能分化や、ナスとトマトを接ぎ木したときの果実糖度の変化、などを例にお話しします。(No.93)
まちづくり
都市・地域計画
(みやけ さとし)
震災からの復興まちづくり
岩手県沿岸地域の複数自治体の復興計画策定に関わった経験をもとに、現場で何が起きているのか、復興計画の解説とまちづくりの課題等を紹介します。(No.94)
人口減少社会のまちづくり
既に人口減少社会を迎えた海外の都市・地域で起きている事例や取り組みを通して、これからの地域性を生かしたまちづくりに求められる視点を紹介します。(No.95)
景観とは何か?
景観の概念を紹介し、事例を通して地域の成り立ちや人々の日々の生活が地域景観を作り、継承されてきていることを紹介します。(No.96)
土壌物理学
(むとう よしこ)
土の中では何が起こっている?
土の中では様々な生物活動や物質のふるまいがあり、それらは地球環境の形成と深く関わっています。私達にとって住みよい環境が維持されることに対する土の役割について考えてみましょう。(No.97)
農業水工学
地盤工学
(やまもと きよひと)
灌漑施設の検査技術
数百年前から田畑を潤すために水路やため池を造り、大切に使ってきました。その歴史の概略と、ダムやため池、水路等の灌漑施設の検査技術についてお話します。(No.98)
津波被害を受けた水田とため池堤体の塩分濃度評価
陸前高田市の水田とため池において地道ですがこつこつと塩分濃度の計測を行なっております。その調査結果と物理探査を用いた塩分濃度評価の研究についてお話します。(No.99)