「共同獣医学科」出前講義 講義内容と講師一覧

学科
「植物生命科学科」  「応用生物化学科」
「森林科学科」    「食料生産環境学科」
「動物科学科」    「共同獣医学科」
大学院
「岩手大学大学院連合農学研究科」 
附属施設
「附属寒冷フィールドサイエンス教育研究センター」
「附属動物病院」
「動物医学食品安全教育研究センター」 
全学科・施設

「共同獣医学科」

専門分野
講師氏名
〔Profile〕 〔HP〕
講義タイトル
講義内容
寄生虫学
寄生虫病学
(いたがき ただし)
寄生虫の不思議
寄生虫は、病気を引き起こす病原体の一つですが、その生き様には不思議なことが多く、生物としても大変魅力的な存在です。そんな寄生虫の不思議について話をします。(No.118)
産業動物臨床獣医学
(いちじょう としひろ)
産業動物に係る獣医師の仕事
動物のお医者さんでも、牛、馬、ブタ、鶏およびタマゴと云った産業動物と云われる動物のお医者さんが、実際の農場で活躍する臨床獣医師と云われる獣医師の仕事についてお話します。そしてそのような獣医師がなぜ必要なのか。そのような獣医師になるためにはどうしたらいいか。世界で活躍する獣医師にはどんな仕事があるか。...  〔全文を見る〕(No.119)
獣医腫瘍学
獣医臨床病理学
(うちだ なおひろ)
犬猫の腫瘍
犬や猫も高齢化が進んでおり、"がん"が死因の上位になってきました。これに対応するように動物病院でもCTやMRIなどを用いた検査あるいは放射線療法などの高度医療が進んできています。現在の獣医療では"がん"とどのように戦っているか、最新の情報を含めてお話いたします。(No.120)
動物病院での検査
みなさんが毎日している"尿"、たまに出てしまう"血"。これらの中には身体の中の情報がたくさん入っています。それはもちろん犬や猫にとっても一緒であり、特に自分で症状を説明できない動物にとっては重要な情報源となります。尿検査や血液検査でどのようなことがわかるのか、世界ではどのような検査が発展しているのか...  〔全文を見る〕(No.121)
獣医臨床放射線学
獣医神経病学
(うづか ゆうじ)
放射線による生物影響と、社会における放射線の様々な生物利用について
 (No.122)
動物の生理学 とくにホルモンや血液に関して
 (No.123)
動物の疾患全般に関して、例えば人の椎間板ヘルニアと犬の椎間板ヘルニアの類似点、相違点/内分泌異常と皮膚疾患の関係 など
 (No.124)
犬猫動物病院の現状と問題点
 (No.125)
伴侶動物との付き合い方、伴侶動物と人間社会の相互関係
 (No.126)
獣医生理学
血管生物学
(おおぬま としな)
動物のがんと血管
近年の獣医療技術の向上により、犬や猫などペットの寿命が延びています。それに伴い、ヒトの場合と同様に悪性新生物(がん)に罹るペットの数が増加しています。このペットのがんについて、血管新生を標的とする新たな治療法が開発されており、それについて解説します。(No.127)
生産獣医療学
(おかだ けいじ)
食卓から見直す畜産製品
 (No.128)
家畜福祉と福島第一原子力発電所事故
 (No.129)
日本の畜産の現状と今後(食糧自給の話)
 (No.130)
獣医病理学
(おちあい けんじ)
動物の病理検査とは?
動物にもいろいろな病気があります。動物にはどんな病気があるのか、また、日常の検査で動物の病気をどのように診断しているか、解説します。(No.131)
犬、猫が罹りやすい腫瘍
犬、猫が罹りやすい腫瘍の特徴を解説します。(No.132)
鶏の不思議な脳腫瘍
チャボなど日本鶏にはウイルス性の脳腫瘍が蔓延していることがわかってきました。この疾患を簡単に解説します。(No.133)
細胞生物学
生理学
生化学
(きざき けいいちろう)
血液のはなし
私たちの身体の中を流れている血液はどのような成分からなり、どのような役割があるのか? またどのようにして固まるのか? これらのしくみについてお話しします。(No.134)
小動物内科学
(こばやし さおり)
伴侶動物の免疫不全疾患
生物は、様々な病原体から身を守るために巧妙な生体防御機構を発達させてきました。
生体防御機能は生きていく上で備わっている必要不可欠な機能であり、生体防御機構の破綻は生存の危機を意味します。
犬や猫でも免疫がうまく働かない病気がいくつかありますが、どういった原因があるのか、どのようなことが...  〔全文を見る〕(No.135)
伴侶動物の遺伝性疾患
犬や猫が私たちの伴侶動物になるまでの長い歴史の間、ブリーディングによってさまざまな品種が生み出されてきました。
 しかしその中で予想しなかった遺伝病という問題も少なからず出てきてしまいました。
どのような遺伝病があるのか、何が問題だったのかを一緒に考えてみたいと思います。(No.136)
獣医病理学
(ささき じゅん)
病気はなぜ起こる?〜動物が病気になるメカニズムを知ろう〜
動物も私たち人間と同じようにいろいろな病気になります。 病気が発生するメカニズムを病理発生といい、病理発生を研究する学問を病理学といいます。 【改行】本講義では犬や猫など身近な動物をはじめ、牛、馬、鶏などの産業動物、動物園や水族館などの展示動物にみられた病気について、そのメカニズムを肉眼標本や視覚資...  〔全文を見る〕(No.137)
獣医薬理学
毒性学
(さとう ひろし)
抗がん剤開発の前線
ヒトや動物の寿命が延び、それに伴って“がん(腫瘍性疾患)”が増えてきています。この“がん”克服に対する人類の挑戦と戦いを紹介するとともに、最前線の抗がん剤開発動向と各種抗がん剤の作用について紹介します。(No.138)
ホルモンの意外な作用
生物が生存するために体内で重要な働きをしている物質“ホルモン”とは何か?“ホルモン”は、生体にとって“好ましい作用”と“好ましくない作用(毒性)”の二面性を持っていることを知っていますか。講義では、ホルモンの“好ましくない作用(毒性)”についてお話しします。(No.139)
化学物質が次世代に与える影響
人類は文明的で健康的な生活を望み、新しい作用や機能をもつ化学物質を日々開発しています。これらの化学物質は、人類や他の生物にとって害はないのでしょうか。新規化学物質・薬物・農薬の開発の裏で実施されている“お仕事”の一つ、“次世代に対する影響を評価するお仕事”についてお話しします。(No.140)
獣医寄生虫学
(せき まどか)
寄生虫の紹介
動物たちに様々な病気を引き起こす寄生虫は原虫類、蠕虫類、節足動物に分けられます。どのような種類の寄生虫がどんな仕組みで病気を起こすのか説明します。(No.141)
産業動物(牛や馬)を対象にした獣医繁殖学
(たかはし とおる)
畜産業に貢献する繁殖学
体外受精や胚移植というとヒトの不妊治療を思い浮かべる方が多いと思いますが、畜産業の中では体外受精や胚移植は畜産の生産性向上のために幅広く活用されています。
家畜が生まれなくては牛乳も搾れませんし、肉も生産出来ません。
講義では「こんな事もやっています」という家畜改良増殖の新技術と、それに...  〔全文を見る〕(No.142)
産業動物臨床学
(たかはし まさひろ)
牛の病気と治療について
 (No.143)
牛の繁殖と受精卵移植について
 (No.144)
獣医公衆衛生学
細菌学
(てらじま じゅん)
人獣共通感染症とは?
ヒトにも動物にも病気を起こす病原体によっておこる病気を人獣共通感染症と呼びます。 代表的な人獣共通感染症について解説します。(No.145)
食品に由来する感染症とは?
私たちの暮らしには欠かすことのできない食品ですが、食品を汚染し易い病原体によって汚染された食品を摂取することで病気になることもあります。
このような食品由来感染症について解説します。(No.146)
下痢を起こす病原性細菌について
腸管出血性大腸菌のように下痢などを起こす病原性細菌について解説します。(No.147)
獣医解剖学
神経解剖学
(なかむた のぶあき)
ほねのかたち
骨に見られる様々な構造にはどんな意味があるのか、スライドで解説した後、実際に動物の骨を使って観察・スケッチします。(No.148)
神経の通り道
脳や脊髄から出る神経は身体の中のどこを通って全身に分布するのか、脳神経・脊髄神経・自律神経のそれぞれについて概説します。(No.149)
獣医微生物学
(ひこの ひろかず)
動物の感染症について
鳥インフルエンザってどんな病気?口蹄疫ってどんな病気?狂牛病ってどんな病気?私たちが毎日食べている牛、豚、鶏の感染症について紹介します。(No.150)
実験動物学
(ふるいち たつや)
動物の遺伝病に対する獣医師の取り組み
一つの遺伝子の変異が原因で発症する遺伝病も、メンデルの法則に従って遺伝します。研究によって遺伝病の原因となる遺伝子を見つけたり、遺伝病の検査方法を開発したりすることも、獣医師の重要な使命の一つです。(No.151)
生命科学・医学の進歩に貢献する実験動物
動物の尊い犠牲を通じて行われる動物実験は、生命現象の理解、そして医学の発展に大きな役割を果たしています。本講義では、実験動物の必要性、そして、研究者と獣医師の実験動物福祉への取り組みについて解説します。(No.152)
獣医微生物学
感染症学
(むらかみ けんじ)
獣医ウイルス学、獣医感染症学
動物ウイルスの種類や増殖様式、それらが起こす動物ウイルス感染症についてお話しします。(No.153)
小動物内科学
(やまさき まさひろ)
人と家庭動物の感染症
人と暮らす犬猫がかかる感染症と予防の大切さ、人に伝染する危険性について講義します。(No.154)
家庭動物の健康と食事
家庭動物である犬猫の食事と健康との関係について講義します。(No.155)
動物生理化学
(やまだ みすず)
動物の体を構成する生体分子について
動物が生きていくためには何が必要でしょうか?
生物の基本を形作る構成成分について、生体高分子というミクロの側面からお話しします。(No.156)
獣医解剖学
組織学
(やまもと よしお)
動物の消化器系の構造
哺乳動物の消化器は、動物が有する食性によって構造も機能も大きく異なっています。例えば、イヌとウマの歯の形は大きく異なっていますし、ウシの胃は4室に分かれています。
本講義では、食性によって消化器の構造にどんな違いがあるのかを概説します。(No.157)