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農学研究科への招待
専攻紹介

研究科長メッセージ

研究科長 高畑 義人

 現代は知識基盤社会といわれ、将来に渡っても社会活動の基盤として科学や文化等の知的な素養は極めて重要であり、それを支えるのは大学院教育であることはいうまでもありません。世界各国における大学院学生数は、人口1000人当たり、アメリカ、イギリス、フランスは9名、韓国は6名であるのに対し、日本は2名と少なく、知識基盤社会を担う高度な専門的知識をもった知的人材の育成が十分行われているとは言えない現状にあります。
 農学研究科は学部4年間の勉学を基礎として、さらに専門性を深め、現在の知識社会の基盤を担う人材を養成するための2年間の大学院修士課程です。現代社会の発展は科学技術の進歩に負うところが大きく、農学分野においても生命科学、環境科学、情報科学等の進展は著しく、また国内だけではなく国際的な視野をもち対応していく必要があります。それらを担う人材養成は学部4年間の教育だけでは必ずしも十分とはいえず、企業や国公立機関で活躍する技術者の多くは大学院修了者となっています。すなわち高度な専門性や多岐に渡るものの見方や考え方が不可欠なのです。
 修士課程の教育は2年間で30単位であり、その中には研究基礎科目としての科学技術英語、研究企画デザイン演習、研究推進演習をはじめ、各専攻の専門科目群、そして特別研究があります。特に講義については学部の受動的な講義と違い、自らが発表等を行う能動的な講義が多いのが特徴です。また特別研究は10単位と修了要件の三分の一を占め、学部に比べて研究に重点を置いています。さらに、この特別研究の成果は専門分野の学会や研究会での発表につながっていきます。これらは、自ら課題を考え解決していく能力やプレゼンテーション能力を養い、現代社会が求めている高度な専門性を持つ知的人材の育成に対応したものとなっています。
 ぜひ、修士課程に入学し自らの知的要求を満足させ、これからの知的な基盤社会を担っていって欲しいと願っています。

2015.4.1

岩手大学大学院 農学研究科長 高畑 義人 教授