FACULTY OF AGRICULTURE | |
IWATE UNIVERSITY | |
応用生物学科 | |
佐藤 聡美 4年 Sato Satomi | 畜産のイメージが,勉強をして変わった。 大学に来て,たくさんの人から多くのことを学んだ。 |
福島県立福島女子高等学校卒 「畜産と一口に言っても,あらゆる観点から見る必要がある。牛肉自由化や食糧問題など考えなければならない課題はたくさんあるが,ずっと畜産にたずさわり,よりよい畜産への発展に貢献したい。」 |
大きな夢を見ながら,一歩一歩確実に成長していきたい。 | 高田 美信 4年 Takata Yoshinobu |
秋田県立横手高等学校卒 「植物の育種に興味を持ち,応用生物学科に入りました。研究室配属を前に,今は自分の意識をもっと高く持ちたいと思っています。自分の夢は自分だけのもの,だれにもゆずれません。」 |
■応用生物学科とは
皆さんが大学を卒業する頃はまさに21世紀の幕開けです。しかし,予想される21世紀は人口の大爆発,飢餓,資源の枯渇など人類の生存を脅かすことばかりです。農学を学ぶ者の使命は,これら困難を克服して輝かしい21世紀を構築し,それらを子孫に継承することです。それには,新たな生物資源の創出による豊かな食糧生産と生物資源の有効利用が求められます。しかし,人類は多様な生物の潜在能力をごく一部しか活用していません。その潜在能力は食糧の増産や,化石エネルギーの代替,工業製品の原材料としての資源確保,新しい有用な化学物質の創出に役立つものとして期待されています。応用生物学科とは,そのための理論と応用技術を教育・研究する学科なのです。若い柔軟な発想を持つ皆さん,我々と一緒に学びましょう!
■学科の構成と教育システム
上記のように応用生物学科のメインテーマは大変スケールが大きいために,全てを包括的に学ぶには大学4年間では時間が足りません。そこで,1年目はこのメインテーマの基礎となる教科を体系的に学び,2年目からは以下に書かれた3つの専修の何れかに所属して,より専門的な内容を学ぶ教育システムを採っています。
☆生物機能開発学専修: 農業植物や昆虫,さらには微生物を対象に,これらを制御し,有効利用する理論と技術を教育・研究しています。その研究領域は生物制御学,植物機能開発学,応用生物化学の3講座によりカバーされています。
☆応用動物学専修: 牛,豚,ニワトリなどの家畜を対象に,これらを制御し有効利用する理論と技術を教育・研究しています。その研究領域は動物機能開発学,動物栄養学の2講座によりカバーされています。
☆生物資源利用学専修: 農林生産物や家畜生産物を対象に,これらを高度に有効利用する理論と技術を教育・研究しています。その研究領域は生物制御学,食糧栄養科学,木材利用科学の2講座によりカバーされています。
3年次前期までは,各専修の基礎科目を学びますが,3年後期からは自分の志望する講座に所属します。各講座には4〜5名の教官スタッフがおり,教官1名に学生2〜3人の割合で懇切丁寧な指導を受けながら卒業研究を行ないます。そのテーマには最先端のものが選ばれています。また,教官とのマンツーマン教育を通じて,卒業後に必要とされる専門知識と柔軟な思考力を身につける訓練がなされます。さらに深い勉強や研究を希望する人は,併設されている大学院修士課程や連合大学院博士課程へ進学しています。
■卒業後の進路
食品,醸造,医薬,農薬,飼料,肥料,臨床検査,環境分析,紙パルプ,住宅・木材関連の民間企業や公官庁,国公立の研究試験機関,教員,大学院 (修士課程,博士課程) への進学など。
■本学科への応募
一般入試の他に,大学入試センター試験および個別学力検査を免除した推薦入学制度を実施しています。推薦入学は毎年秋に行われ,調査書,面接および小論文によって選抜しますが,詳しくは「入試案内」をご覧ください。
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