(専修名及び年次)

(必修・選択別、単位数)

所属、所在

応 用 数 学

(後 期 開 講 )

農業生産環境工学科(1年次)

応用生物学科(生物利用資源学)

学科共通,必修,2単位)

専修以外(選択,2単位)

廣 間 達 夫

(農業生産環境工学科,1号館4階)

授業の目標

専門科目を履修する上で、必要な数学の基礎を習得することを目的とする。自然現象の多くは数学の言葉で記述される。その挙動の予測には、微分方程式を解くことが必要になる。本科目で、農業生産環境工学を学ぶ上で遭遇する基本的な数学的事項について学ぶ。

 

授業の概要

多変数を効率よく処理する行列について解説する。また、農業基礎数学からの発展として多変数の微分及び積分について解説し、最後に微分方程式の基礎的事項について解説する。

 

 

授業計画

第1回 行列の基本概念と行列の加法、行列の積

第2回 行列式

第3回 連立方程式とクラーメルの公式

第4回 中間試験(第1回)

第5回 偏導関数の概念と偏導関数の極値

第6回 合成関数の導関数と最小2乗法

第7回 多重積分の概念と累次積分

第8回 極座標の利用と多重積分の応用

第9回 中間試験(第2回)

10 微分方程式とは

11 変数分離型及び同次型微分方程式

12 1階線形微分方程式

13 中間試験(第3回)

14 定係数2階線形微分方程式

15 期末試験

 

教科書、教材、参考書

担当者作成のテキストを使用する。行列、多変数関数の微分、積分、微分方程式の参考書は図書館の蔵書に多数ある。

授業の形式

黒板を用いての講義を主体にしている。演習の代わりに、各単元の終了後に中間試験を行う。

成績評価の方法

中間試験、期末試験及び授業への出席状況により評価する。

履修にあたっての留意点

応用数学の基本的な事項は、テキストの演習問題を解くなどの訓練によって培われる。自主的学習を期待する。