授    業    科    目  :   生物生産機械学 (前期開講)

対象学生 (専修名及び年次)  :  農業生産環境工学科 (生物生産工学 3年次)

                  農業生産環境工学科 (地域環境工学科3年次)

                  応用生物学科 (応用動物学2年次)

講座等(必修・選択別、単位数):  専修共通 (必修・2単位)

                  専修外(選択B,2単位)

                  専修外(選択2単位)

担当教官(所属、所在)     :  鳥巣 諒 (農業生産環境工学科)(1号館3階)

 

授 業 の 目 標 :

 生物生産機械学は、食糧から工業材料やファイン・ケミカルまでの多様な生物資源の生産に使われる機械・装置技術を体系化したものである。生物生産機械は、それが対象とする物性によって生物、栄養・薬剤、土壌、水・空気、環境、エネルギ、情報・制御とシステム構成に分けて、記述される。本講義は、(1)このうち生物、栄養・薬剤、土壌、水・空気に関する機械類について、その構造、機能などのハードウエアの知識を習得すること。(2)それらの機械の利用技術などのシステムとしての側面を理解することの2つを到達目標とする。

 

授 業 の 概 要 :

 最初に生物生産と機械との関係を論じ、生物生産機械学の特性を明らかにし、本講義で取り扱う対象を規定する。また、他の関連分野との関係を明確にする。次に、生物関連機械として植物体の組織・細胞などを取り扱う組織培養ロボットなどの細胞・組織関連機械を学習する。また、は種機、移植機、収穫機、薬剤関連機械、土壌関連機械、水・空気関連機械について講義する。

 

 授 業 計 画   :

   第1回 生物生産と機械(概論)

   第2回 生物生産と機械(生物生産機械)

   第3回 エネルギ関連機械(運搬機械)

   第4回 細胞・組織関連機械

   第5回 は種機/移植機

   第6回 収穫作業とバインダ

   第7回 コンバインの構造と機能

   第8回 畜産機械

   第9回 栄養・薬剤関連機械

   第10回 施肥機/防除機/飼料調製機

   第11回 土壌関連機械/耕うん機械

   第12回 土壌関連機械/耕うん機械(続き)

   第13回 中耕除草機/土壌改良機

   第14回 かんがい装置(スプリンクラ)他

   第15回 最終評価(期末テスト)

 

教科書,教材・参考書 :

   教科書:木谷 収編著,生物生産機械学(コロナ社)

   参考書:川村 登ほか,新編 農作業機械学(文永堂)

 

授業の形式 :

   OHPを用い、構造・機能の図解を中心にした講義を行う。

   欧米の農作業機械の教科書等からの抜粋を和訳(レポート)させる。

 

成績評価の方法 :

   レポートを数回提出させる。1回の中間テストを行う。学期末に試験を行う。

   評価はそれらの合計評価と出席点での総合評価で行う。

 

履修にあたっての留意点 :

   出席は毎時間とり,重視する。