授 業 業 科 目 |
対 象 学 生( 講 座 及 び 年 次 ) |
必修・選択別 ,単位数 |
担 当 教 官( 所 属,所 在 ) |
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テラメカニックス ( 前 期 開 講 ) |
農 林 環 境 科 学 科 (リサイクル生物生産工学 4年次) |
選 択 ,2 単 位 |
廣 間 達 夫 (農林環境科学科 ,1号館4階 ) 能 勢 行 則 (非常勤講師 ,農林環境科学科) |
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授業の目標 テラメカニックスは地表(圃場や不整地)を走行する車両や,土の掘削,耕うん等の作業機と土との間における力学である。生物生産工学の分野では,水田や畑地なの圃場を走行する農用トラクタやプラウ,ロータリー耕うん機等,土を扱っている作業機は多い。これらの力学的現象を解明する分野として,テラメカニックスは発展途上の学問分野にある。テラメカニックスの基礎を講義するとともに,最近の諸問題についても講義する。 授業の概要 最初にテラメカニックスの概要を説明し,土の力学特性が車両の走行特性に大きく影響を与えることを示す。次に車両の走行性に関し,トラフィカビリティ(走行性)の概念や車輪の力学について,最近の技術発展の話題を提供しながら解説し,さらに近年の解析技術の一種である有限要素法のテラメカニックス分野への応用に関して解説する。 次に,テラメカニックスの応用例,転圧ローラによる土の締め固めの問題を解説する。 |
授業計画:時間割講義と集中講義を併用する。 時間割講義(担当:廣間達夫) 第1回 テラメカニックスとは 第2回 農用タイヤとトラフィカビリティ 第3回 土の変形による走行抵抗の発生 第4回〜5回 車輪の力学と接地圧 第6回 履帯の力学と車両の旋回力学 第7回 有限要素法の利用 第8回 中間試験 集中講義(担当:能勢行則) 土の構造,土の定量的評価法,土の締め固め特性,ローラによる締め固め機構,土の圧縮特性,締め固め施工法 |
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教科書,教材, 参考書 |
担当者作成のテキストを使用する。参考書としては,「車両・機械と土系の力学」(田中孝他,学文社),「テラメカニックス」(室達朗,技報堂),「オフロードタイヤ工学」(テラメカニックス研究会),転圧ローラ工学(テラメカニックス研究会)がある。 |
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授業の形式 |
一部OHPを利用しながら講義を行う。 |
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成績評価の方法 |
期末試験,授業への出席状況により評価する。 |
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履修にあたっての留意点 |
授業中に演習を行うので,関数電卓を携帯すること。 |
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