(専修名及び年次)

(必修・選択別,単位数)

官( 属、所

トラクタ工学

(前期開講)

農業生産環境工学科

(生物生産工学3年次)

生物生産機械工学

(必修、2単位)

廣 間 達 夫

(農業生産環境工学科・1号館4階)

授業の目標

トラクタとはけん引車を意味し、元々けん引力だけの利用を目的とした特殊車両であったが、現在では、動力を取り出して作業機を駆動したり、油圧装置によって作業機を操作して多種多様な作業ができるようになっている。農業の機械化における代表的な機械であるトラクタについて、その機能を中心にして理解する。

授業の概要

トラクタの歴史的な変遷に始まり、エンジンの動作原理、トラクタの力学、動力伝達装置と走行装置、動力の取り出し(PTO)と作業機の関係、作業機の制御及び安全確保及び農業用タイヤの基本性能,設計等のトラクタに関する事項について学ぶ。

授業計画

第1回 トラクタの歴史

第2回〜4回 エンジンの熱力学

第5回 エンジンの性能とトラクタの性能

第6回 ハンドトラクタと乗用トラクタの力学

第7回 けん引力の発生

第8回 後輪駆動と4輪駆動

第9回 けん引性能シミュレーション実習

第10回 動力の伝達機構

第14回 トラクタの事故と安全の確保

第15回 期末試験

教科書、教材、参考書

担当者作成のテキストを使用する。参考書としては、「農業動力学」(川村登他、文永堂)、「農業動力学」(竹田策三、朝倉書店)。「生物生産機械ハンドブック」(農業機械学会編、コロナ社)がある。

授業の形式

一部OHPを利用しながら講義を行う。また、計算機シミュレーションを行いながら講義内容の理解を深める。

成績評価の方法

期末試験、レポート及び授業への出席状況により評価する。

履修にあたっての留意点

授業中に演習を行うので、関数電卓を携帯すること。