授業科目:食糧栄養科学基礎実験(後期開講)

対象学生(専修名及び年次):応用生物学科(生物資源利用学2年次)専修共通(必修・1単位)

担当教官(所属・所在):西 澤 直 行,小 野 伴 忠,長 澤 孝 志 (応用生物学科)(4号館307,306,308)

授業の目標:

 現代の生物科学においては、ある物質の分離、定量を行うことが非常に多い。その際必要なのが化学的な実験手法である。そこで、食糧栄養科学基礎実験では事故を未然に防ぐ安全な実験法、試料の作り方、試料の代表性、分析方法の選択、データの解析について実際の食品の分析を通じて理解することを目的とする。これらは、教科書や机上の理論だけでは理解できず、実際に実験を行い、そのデータを通じて修得することができる。また、化学やバイオに関する英語についても理解を深めたい。

なお、この授業の一環として、以下のようにインタ-シップを実施する。

[ インタ-シップ 

授業の概要

 この実験では実験材料として実際の食品を用いる。この食品に含まれる水分、タンパク質などやカルシウムを定量することにより、重量分析、容量分析、比色法、機器分析による分析などを学び、データをパソコンで解析する。次に、食品を用いて物質の分離の方法について学ぶ。遠心力による分離、ろ過による分離、物質と物質の相互作用による分離について検討する。また、実際に食品を製造している工場も見学する予定である。

授業計画:

第1回 研究方法の学び方の基礎,第2回 試薬の調製方法。,第3〜4回 水分とタンパク質の定量。,第5回 脂質の定量,第6回 カルシウムの定量。,第7回 実験データの上手な生理の仕方。データの整理、有効数字、図形化、計算など。情報センターで行う。,第8回 食品工場の見学。市内の2つの工場を見学する。,第9〜10回 遠心力による物質の分離。,第11〜12回 ろ過による物質の分離。,第13〜14回 薄層クロマトグラフィー。,第15回 まとめ。

なお、本実験では地域の食品産業における実地研修も予定している。

教科書、教材、参考書:実験に用いるテキストは準備する。参考書として「実験応用生命化学」(朝倉書店)、「農芸化学実験書」(産業図書)、「新・食品分析法」(光琳)を推薦する。

成績評価の方法:レポートとノートの取り方、および出席を総合的に評価する。

履修にあたっての留意点:分析化学実験(2年前期)、分析化学II(2年後期)を履修することを強く薦める。