地域起業化論 シラバス |
担当教官:西澤 直行 (農業生命科学科)、 所在 (4号館3階、307)
産業界の非常勤講師
対象学生 (専修名及び年次):農業生命科学科 (食糧栄養科学3年次)、
農林環境科学科(地域マネィジメント、無指定)
必修・選択別、単位数:選択、2単位
講 座:食糧栄養科学 講座
[ 授業の目標 ]
授業の目標
地域レベルで事業計画や製品開発の立案、マネィジメントができ、指示待ちではなく自立して自分で考えて製品の製造計画、商品化・販売することができるような産業界のもつ経験を学び、卒業後の実社会に役立ち、地域の農林水産物を活かした食品開発、及びその起業化、一次産業の起業化について学習をする。これによって、将来の職業意識を養う。
[ 授業の概要 ]
授業の概要
いま、就職難、大企業の大リストラ、雇用削減、失業問題と不安な状況にある。また、学歴を問わない採用も増えている。さらに、就職しても賃金、昇進等が業績評価によって決めようとする企業が増えており、しかも終身雇用は消えつつある。この時代に学生は社会にでる。大学で学ぶこととは異なり社会に出ると、開発、製品化、製造、及び販売、マネィジメント、企業経営等の責任ある仕事が期待され、学生の時には失敗してもかまわないようなささいなことが、社会・企業では重大な事業変更や撤退に結びついたりすることがある。この授業では、起業化(家)、創業とは何か、地域の農林水産物を活かした食品開発及びその起業化、一次産業の起業化(家)等について、地域の起業家や先進国の例を紹介しつつ、学習する。
[ 主な授業の流れ ]
●起業化(家)の時代
|
●起業化(家)、創業とは
|
●アメリカ、ヨ-ロッパの起業化(家)
|
●中小企業の新事業化、個人の起業化(家)
|
●事業化計画
|創業資金:起業化(家)支援機関、起業化(家)資金--公的補助助成制度、
ベンチャ―キャピタル
●商標登録、特許化:製品の特許出願の仕方、特許の事業化
|
●マ-ケッティングの基礎
|
●農家民宿とグリ-ンツ-リヅム
|
●農業、一次産業地域農産物資源と食品開発
|
●農業、一次産業の起業化(家)
|
●地域の食と起業化(家)法人化
|
●法人化
|
●模擬会社の設立
●教科書、教材参考書:「起業家教育で子供が変わる」大江ら共著,日本経済新聞
「<競争優位>のシステム」加護野忠男,PHP新書
●授業の型式:講義は, 黒板授業ばかりでなく、理解をしやすいように事業化の様子のスライドやビデオを使って、また実際の起業化(家)例を紹介して, 進めます。
●成績評価の方法:出席、講義ノ-ト、現地学習、期末試験を総合的に評価する。
●履修にあたっての留意点:上記参考書に加えて、講義ごとに更に学習書や資料を紹介するので、積極的に活用してほしい