栄養健康科学シラバス |
担当教官:西澤 直行 (農業生命科学科)、 所在 (4号館3階、307)
対象学生 (専修名及び年次):農業生命科学科 (食糧栄養科学3年次)、農業生命科学科 (生物機能科学4年次)
必修・選択別、単位数:選択、2単位
講 座:食糧栄養科学 講座
[ 授業の目標 ]
食べ物、運動及び喫煙などの日常の生活習慣(ライフスタイル)が良いか悪いかによって、一生を決めるような糖尿病や骨粗鬆症、動脈硬化症、高血圧などの生活習慣病(成人病)、あるいはガンになりにくくなったり、かかりやすくなったりする。このような栄養やライフスタイルと健康機能、高齢化と健康機能について理解する。
[ 授業の概要 ]
授業の概要
日本では、摂取エネルギ-(カロリ-)や食べている脂肪の量がアメリカやヨ-ロッパに比べて少ないにもかかわらず糖尿病になる率が高く、また日本ほど急速に高齢化が進行している国はない。 生活習慣病は、幼少期から10代の成長期や青年期にいたるライフスタイルが乱れていることが原因であと考えられている。若い女性の骨密度が非常に低くかつ貧血になる傾向にあり、特にダイエットをしているものほど骨密度が低く60才代の値をしている者も珍しくない状態にある。また、老化によって動脈硬化の進行や免疫機能などのさまざまな健康機能の低下によって病気にかかりやすくなる。この講義では、食べ物、運動、かつ禁煙によって、このような生活習慣病を防ぐような健康的なからだを維持する仕組みや、健康的な高齢化等の、なからだの健康科学、を学ぶ。
[ 主な授業の流れ ]
●からだの組織、細胞の若返り― 代謝回転 ―
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●・健康とホルモン、サイトカイン
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●ライフスタイルと健康
・肥満、動脈硬化症・骨粗鬆症、・糖尿病・喫煙と健康・腸内細菌と健康・高齢化と免疫、健康・腸内細菌と健康・高齢化と免疫、健康・活性酸素と健康
←ビデオ、スライド
●食品と免疫
|←ビデオ、スライド
●栄養治療
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●食品と抗酸化機能; 活性酸素、病気、ガン、遺伝子の損傷
|・糖尿病・肥満・骨粗鬆症
●分子栄養学: 先天的代謝異常と栄養
|←ビデオ:生命の設計と遺伝子
●栄養所要量
●教科書、教材参考書:「人体の代謝」齊藤矢島 訳,東京化学同人,「食と健康 I」日本栄養・食糧学会監修,学会出版センタ-,「栄養・運動・休養」日本栄養・食糧学会監修,学会出版センタ-、「栄養治療学」八木,五島編, 講談社「現代の医食同源」ネスレ科学振興会監修, 学会出版センタ-,「バイオサイエンスで健康を考える」日本化学会監修,丸善
●授業の型式:講義は, 黒板授業ばかりでなく理解をしやすいようにスライドやビデオを使って、また実際の研究成果を紹介して, 進めます。
●成績評価の方法:出席、講義ノ-ト、期末試験を総合的に評価する。
●履修にあたっての留意点:上記参考書に加えて、講義ごとに更に学習書や資料を紹介するので、積極的に活用してほしい