地域資源健康科学シラバス

授業科目:地域資源健康科学 (後期開講)

担当教官:西澤 直行 (農業生命科学科)、 所在 (4号館3階、307)

対象学生 (専修名及び年次):農業生命科学科 (食糧栄養科学3年次)

必修・選択別、単位数:選択、2単位

講 座:食糧栄養科学 講座

[ 授業の目標 

   一般の市場に流通しているものとは異なる食資源としての日本の地域毎の特徴ある農林水産物の品目、機能性成分、その利用及び加工食品とその健康機能について学ぶ。さらに、それらの資源が地域・中山間地農業活性化や地域食品産業振興にいかに有効活用できるかについて理解する

[ 授業の概要 ]

授業の概要

 授業の概要

 

 まず、日本の地域農林水産物資源の機能成分を、品目、地域ごとに学習する。それらの特徴ある品目が、伝統的に食資源としてなぜ栽培され、あるいは山野から採取されて食されているかを、健康機能を中心に講義する。

 また、それらがどのように加工食品にされ利用・食されているかについて解説する。一方食品開発によって、それらが地域農業振興や事業・起業化にどのように活用できるかについて講義する。さらに、世界の地域毎の特徴ある農産物、その機能性素材と地域農業振興について解説する。

[ 主な授業の流れ ]

主要地域農林水産物資源

←ビデオ:日本伝統食品資源

・地域農林水産物の健康機能性成分

地域農林水産物の加工食品

地域農林水産物資源の健康機能

・血圧制御・コレステロ-ル-脂質代謝正常化機能・

動脈硬化症制御・糖尿病制御・抗酸化機能・免疫賦活作用・

←ビデオ、スライド

新食品開発

地域農業振興、地域ビジネス


●教科書、教材参考書:「地域農産物の品質・機能性成分総覧」津志田ら編、(株)サイエンスフォ-ラム、「日本の地域食材’98」良い食材を伝える会編・発行、「機能性食品と健康」藤巻著, 裳華房、「野菜はガン予防に有効か」前田著, 菜根出版、「老化制御食品の開発」越智著, 光琳、「健康と食生活」中山著, 学会出版センタ-

●授業の型式:講義は, 黒板授業ばかりでなく理解をしやすいようにスライドやビデオを使って、また実際の研究成果を紹介して, 進めます。

●成績評価の方法:出席、講義ノ-ト、期末試験を総合的に評価する。

●履修にあたっての留意点:上記参考書に加えて、講義ごとに更に学習書や資料を紹介するので、積極的に活用してほしい