授 業 科 目

対象学生(講座及び年次)

必修・選択別,単位数

担当教官(所属,所在)

林道工学

(前期開講)

農林環境科学科

(森林科学 3年次)

必修,2単位

澤口勇雄

附属演習林

演習林教育研究部

授業の目標

 林道は,林業生産基盤の中心的な施設であるとともに,農山村地域における生活道路としても大きな役割を果たしている。林道を何処に(配置),どれだけ(量),どのように(規格・構造)作設するかは,経済的視点からだけでなく,環境保全上も重要になる。この授業では,林道を単に経済的な側面から論じるのではなく,環境保全との調和という視点から展開される。この授業を通じて,林道計画や林道設計を行うための林道技術に関する基礎的知見が得られることを目標とする。

 

 

 

授業の概要

 「新林業土木学」を教科書に,林道政策,林道密度計画及び配置計画,林道幾何構造と設計法,土工,施工,のり面工,排水施設,構造物,維持管理などについて講義する。作業道や集材路クラスの小規模で低規格な道路についても随時触れられる。

 

 

 

授業計画

第1回 林道の歴史と現状

 第2回 林道網計画(1)

第3回 林道網計画(2)

第4回 林道網計画(3)

第5回 林道規程と幾何構造(1)

第6回 林道規程と幾何構造(2)

第7回  林道設計法(1)

第8回 林道設計法(2)

第9回 林道設計法(3)

 第10回 林道路面と路体構造

 第11回  林道施工計画

第12回 林道の構造物と排水施設

 第13回 林道の維持管理とアセスメント

教科書,教材

参考資料

 

「新林業土木学」上飯坂實編著(朝倉書店)を教科書として使用する。

参考図書には「森林作業システム学」上飯坂實・神崎康一(文永堂出版)がある。

授業の形式

 

OHP,スライド,配付資料による。

成績評価の方法

期末試験および授業への出席状況を総合的に評価する。

履修に当たっての留意点

3年次後期に開講される林道工学実習と追わせて履修することが望ましい。