林業経済学演習

・開講時期---後期
・対象学生---森林生産学専修3年次
・担当講座---農林経済学(林政)

・単位等-----選択(1単位)
・担当教官---伊藤幸男/岡田秀二

授業の目標

 この授業は、森林・林業における今日的問題を、学生自ら分析・報告することを通じて、林業経済学への理解を深めることを目標としている。とりわけここでは、具体的な現実の問題の構造的理解とそのための手法の学習を目標としている。

授業の概要

 授業の形式は、問題への主体的理解の過程を重視し、ゼミ形式で行う。取り上げる素材は、森林・林業、木材産業及び住宅産業等に係わる一連の経済的事象である。学生は、教官の情報提供や助言を参考にしながら、文献、資料の整理をおこない、その問題の歴史的整理と今日的位置づけについて報告する。その報告を受けての討論により問題への理解をさらに深める。

授業計画

1回 世界経済と森林・林業問題

2回 日本の林業と森林管理問題

3回 木材の加工・流通及び消費構造と森林・林業

4回 環境保全と森林・林業

5回 地域構造と森林・林業

6回 市民生活と森林・林業

 上記の各テーマについて、各々2〜3回の授業を割り当てる。


テキスト・教材・参考書  各分野の論文、著書、基礎統計等、適宜指示する。

授業の形式  各学生ごとにテーマ設定をおこない、授業での報告と討論を行うゼミ形式。

成績評価の方法  自分のテーマへの取り組み姿勢と報告、その報告内容をまとめたレポートの提出、授業の際の議論への参加等、総合的に評価する。

履修にあたっての留意点  林業経済学とあわせて履修することが望ましい。