現代農林業論

・開講時期---前期
・対象学生---農学部1年次
・単位等
  獣医学科以外---必修(2単位)
  獣医学科-------選択(2単位)

・担当教官
  木村伸男(農林生産学科)
  岡田秀二(農林生産学科)
  土屋俊幸(農林生産学科)
  広田純一(農業生産環境工学科)

授業の目標

 入学後の早い時期に、これから学習を深めていく農林業・農山村の現状とそれらをとりまく経済的、社会的、科学技術的諸条件について幅広い知識を会得し、問題意識を養うことがこの科目の目的である。

授業の概要

 講義は専門を異にする4人の教官によって行われる。ひとつは、農業経済学や農政学あるいは農業経済学の基礎となる農業分野の現状についてであり、2つ目は森林資源の管理や森林そのものめぐる問題と林業生産の現状さらには山村の現状についての講義である。そして3つ目は、都市と農山村の分離や国土の利用と管理を扱う分野である。

授業計画

1回 農業と農村、農家、農業者

2回 農業生産の展開と技術革新

3回 農産物の流通と価格

4回 農家経済の動向

5回 農家の組織活動

6回 農業の多様な役割

7回 現代の農業政策

8回 現代社会と山村・林業

9回 森林利用の変遷と林業生産

10回 林産物・木材の流通と価格

11回 山村問題と「村おこし」

12回 森林・林業政策の展開と現状

13回 地域計画と地域システム

14回 農村の改良と計画

15回 諸外国の農村計画


テキスト・教材・参考書  教科書は用いないが次の図書等を参考にする。 馬場啓之助ほか編「日本農業読本」(東洋経済新報社)、船越昭治「日本の林業・林政」(農林統計協会)

授業の形式  常に新しい情報(新聞、研究レポート、写真等の映像)を配布して、事実の多面的分析を学生と一緒に行えるような講義が工夫されている。

成績評価の方法  学期末のペーパーテスト(100点)で評価する。

履修にあたっての留意点  獣医学科については選択科目となっている。