気象条件の違いが牧草の品質に及ぼす影響評価

    岩手大学 農学部 4年 
    熊谷 祐宏
■目的

    田野畑村において、梅雨時期に生育し二番草の嗜好性が極端に悪くなるという問題が起きている。原因として、田野畑村では梅雨時期の日照時間が山背の影響できわめて少なく、そのため梅雨時期に生育した牧草は光合成が少なく、一方で種子に栄養が回されることから、草自体の栄養分が枯渇していることによる消化性の悪化、嗜好性の悪化が考えられる。
    本研究では、人為的に悪天候の条件を作りだし、ふつうに生育した草と悪天候下で生育した草との比較を行い、消化性とミネラル含有量、糖含有量においてどれだけの差異がでるかを測定することにより、田野畑村で起こっている二番草の嗜好性の悪化の原因を特定することを目的とする。
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