環境条件がエンドファイト感染個体の菌糸伸長に及ぼす影響

    岩手大学 農学部 4年 
    佐藤 徹
■目的

    昨年度、本研究室の実験でエンドファイト感染個体を分げつ毎に感染率を調べた際、2番目の分げつからエンドファイト感染種子が1粒も観察されなかった個体が観察された。
    エンドファイトの生活史は、感染した種子内のエンドファイトが種子の発芽そして幼苗の生育と同時に植物体内で伸展し、植物が種子を結実させると、再び種子内へと伸展というものである。植物体とエンドファイトは共生関係にあり、植物体はエンドファイトに対し光合成によって得たエネルギーを供与している。本研究では、エンドファイト感染個体を異なる光条件下で生育させ、光合成が十分に行われていない植物体内でエンドファイト菌糸の伸展に影響が生じるか検討する。
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