リモートセンシングを用いた公共牧場の植生変化把握手法に関する研究

    岩手大学 農学部 4年 
    御崎 陽介
■目的

    人工衛星などに搭載されたセンサによるリモートセンシングが近年多方面で利用されてきている。リモートセンシングは、広範囲を多時期にわたって観測することが可能であり、農業の分野においては土地利用被覆分類及び作付面積の推定、単位面積あたりの収量、雑草の混入の推定などに用いられてきた。草地は中山間地に立地することが多く、圃場の面先が広大なため、リモートセンシングの適用が有効である。
    そこで本研究では多時期の人工衛星データを用いたリモートセンシング技術及び地理情報システムを用いて、近年利用頻度の低下や食性の後輩が進みつつある公共牧場の利用状況の変化を把握するとともに、より適切な利用形態について検討する。特に人工衛星データについては、バンド比や植生指数について、年次間の比較がもっとも適切に行えるパラメーターを推定する。
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