昆虫機能利用学

著者:鈴木幸一,竹田 敏,桑野栄一,伴戸久徳,山川 稔,本田 洋,田村俊樹,木村 澄

出版社:朝倉書店

ISBN4-254-42019-6

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目次

1.昆虫の機能利用

1.1 昆虫機能を利用したこれまでの分野

1.2 昆虫機能を利用したこれからの分野

1.2.1 基礎研究から製品開発へ

1.2.2 研究開発の場

 

2.昆虫ホルモンと発育制御剤

2.1 ホルモンの機能と利用

2.1.1 ホルモンとは

2.1.2 昆虫ホルモン学ことはじめ

2.1.3 ほ乳類と昆虫の内分泌器官の比較

2.1.4 脱皮・変態のクラシカル・スキーム

2.1.5 個々のホルモンの化学構造と作用

2.1.6 分子レベルでのホルモンの作用機構

2.2 成育制御剤の開発と利用

2.2.1 幼若ホルモン関連化合物

2.2.2 脱皮ホルモン関連化合物

2.2.3 脱皮阻害剤

 

3.昆虫の大量増殖と利用

3.1人工休眠打破法

3.1.1 カイコ卵の塩酸ふ化法

3.1.2 ヤママユガ卵のイミダゾール化合物ふ化法

3.1.3 その他の昆虫の休眠打破法

3.2 昆虫の染色体と生殖の制御

3.2.1 カイコの染色体コントロール

3.2.2 昆虫の人工授精

3.2.3 セイヨウミツバチでの針なし技術

3.3 人工飼料の開発

3.3.1 カイコの人工飼料開発の歴史

3.3.2 新しい実験昆虫の誕生

3.4 細胞組織から個体の培養まで

 

4.昆虫の微生物とバイオテクノロジー

4.1 昆虫と微生物

4.1.1 昆虫病原微生物の発見

4.1.2 2つの道

4.2 微生物で昆虫を利用する

4.2.1 昆虫にタンパク質をつくらせる

4.2.2 バキュウロウイルスベクター

4.2.3 昆虫の培養細胞

4.2.4 ウイルス増殖をともなわない発現系

4.2.5 安定した持続発現系

4.3 微生物で昆虫を駆除する

4.3.1 生物的防除法

4.3.2 ウイルス農薬

4.3.3 組替えウイルスの農薬への応用

4.3.4 ウイルス農薬をめぐる問題

4.3.5 BT製剤

4.3.6 抵抗性の獲得と改変BT剤

4.3.7 ICP遺伝子をとりだして使う

5.昆虫の生体防御とバイオテクノロジー

5.1 脊椎動物と無脊椎動物の生体防御

5.1.1 脊椎動物の生体防御系

5.1.2 無脊椎動物の生体防御系

5.2 昆虫の生体防御系における細胞性反応

5.2.1 血球の種類

5.2.2 細胞性生体防御反応

5.3 昆虫の生体防御における液性反応

5.3.1 抗菌性タンパク質

5.3.2 抗菌性タンパク質の合成制御機構

5.3.3 抗菌性タンパク質の作用機構

5.3.4 抗真菌性タンパク質

5.3.5 レクチン

5.3.6 リゾチーム

5.3.7 フェノールオキシダーゼ前駆体活性化系

5.4 昆虫クチクラ層の生体防御における役割

5.5 昆虫生体防御タンパク質の応用利用の可能性

5.5.1 新規抗生物質としての抗菌性タンパク質

5.5.2 形質転換植物の作出の遺伝子素材としての抗菌性タンパク質

5.5.3 微生物汚染検査薬としての昆虫生体防御系

 

6.昆虫の行動とその応用

6.1 刺激と反応

6.1.1 視覚刺激と行動制御

6.1.2 聴覚刺激と行動調節

6.1.3 化学刺激と行動制御

6.2 行動制御物質の害虫管理・防御への応用

6.2.1 性フェロモンの応用

6.2.2 カイロモン・アロモン・シノモンの応用

6.3 昆虫の花粉媒介性機能の利用

6.3.1 ポリネーターとしてのハナバチ類と条件

6.3.2 ポリネーターの導入と管理

6.3.3 野生植物資源の保全とポリネーター

6.4 昆虫機能と工学的応用

6.4.1 外骨格構造の運動機能の応用

6.4.2 脳神経機能の応用

 

7.昆虫由来の生体高分子と低分子の利用

7.1 絹タンパク質の利用

7.1.1 絹タンパク質と蚕糸業

7.1.2 絹タンパク質の組成と構造

7.1.3 フィブロインの化学構造

7.1.4 セリシン

7.1.5 絹タンパク質の新しい用途の開発

7.2 キチン・キトサン

7.2.1 キチン・キトサンの利用の現状

7.2.2 キチン・キトサンの医用材料としての利用

7.2.3 昆虫のキチンとその利用

7.3 昆虫の低分子物質の利用

7.3.1 フィブロインタンパク質の低分子化と機能

7.3.2 スズメ蜂が生産する特異的アミノ酸組成液

7.3.3 セイヨウミツバチが生産するプロポリス

 

8.昆虫遺伝子とその利用

8.1 昆虫における遺伝学

8.2 遺伝子制御とその利用

8.2.1 ショウジョウバエにおける遺伝子制御の動向

8.2.2 カイコの遺伝子とその制御

8.2.3 ミツバチなど他の昆虫における遺伝子研究の動向

8.3 遺伝子地図

8.4 形質転換昆虫

8.4.1 形質転換昆虫で何ができるか

8.4.2 ショウジョウバエにおける形質転換

8.4.3 ショウジョウバエ以外の昆虫における形質転換系


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