授 業 科 目 対象学生(専修名及び年次) 講座等(必修・選択別、単位
数)
担当教官(所属、所在)
果樹園芸学特論
(前期開講)
農林生産学科(農業生産学
3年次)
園芸学(選択、2単位) 青葉幸二
(農林生産学科)
(2号館3階)
授業の目標
果樹栽培においては、発生原因が明確でない生育
障害が多数発生する。これらは生理障害とよばれて
各種の解明が行われているが、その原因は種々の複
雑な要因が組合わさっていて明確でない。これらの
発生状況と現在までに明らかにされた研究の現状に
ついて、その概況を学習する。現在問題となってい
症例から重点的に取り上げ、その概況が把握出来る
ようにする。
授業の概要
果樹の生理障害は、殆ど全樹種にみられ、発生要
因も多岐にわたっていて不明のものが多い。そのた
め検討が多少行われている主要樹種としてリンゴ、
ナシ、カキ、ブドウ、クリなどの落葉果樹と、常緑
果樹ではカンキツ類を取り上げて紹介し、発生条件、
発生の症状、発生要因、防止対策について学習する。
授業計画
第 1回 はじめに
第 2回 栄養生理障害発生事例
第 3回 リンゴ斑点性障害
第 4回 リンゴ果肉褐変障害
第 5回 ナシ硬化障害類
第 6回 カキ緑斑症
第 7回 クリ立枯症
第 8回 ブドウ縮果症
第 9回 ミカン浮皮症
第10回 カンキツこ斑症
第11回 カンキツ果皮障害類
第12回 常緑果樹の異常生理落果障害
第13回 落葉果樹の異常生理落果障害
第14回 果樹の連作障害
教科書,教材
参考書
テキストは使用せず、講義用プリントを用いて行う。参考書としては、“果樹の生理
障害と対策”(鳥潟博高著、誠文堂新光社)がある。
授業の形式 講義用プリントとスライドを用いる。
成績評価の方法 学期末のペーパーテストまたはレポートにより評価する。
履修にあたって
の留意点
毎回出席をとり、評価の参考にする。