授業科目

対象学生
(専修及び年次)

講座等
(必修・選択別,単位数)

担当教官
(所属,所在)

  土壌・土質実験 I
 (前 講)


    農工学科
  
(地域環境工学3年次)


   専修共通
 (必修,1単位)

馬場秀和・登尾浩助
(農工学科1号館3階)
古賀潔・颯田尚哉
(農工学科1号館2階)
向井田善朗
(農工学科1号館2階)

授業の目標

  土壌物理学、土質力学で学んだ土の基本的な性質の測
 定法を、各種の土を対象にした実験実習を通じて体験
 し、その内容の理解を深めると共に、実務や研究で必要
 な実験手法についての知識を身につけることを目標とす
 る。

授業計画

 第1〜2回 班編成と土の密度、含水比試験
  1.サンプラーの準備と圃場での採土
  2.湿潤密度、乾燥密度、含水量の測定
 第3回 土粒子の密度試験
  1.比重瓶の検定
  2.土粒子の密度測定
 第4〜6回 粒度分布試験
  1.ふるい分け法
  2.比重計法
 第7〜8回 土のコンシステンシー試験
  1.液性限界試験
  2.塑性限界試験

 第9〜11回 突固めによる土の締固め試験
  1.土の含水比調整
  2.突固めによる締固め
  3.締固め曲線の作成
 第12〜15回
三軸圧縮試験
  1.土の含水比調整
  2.突固め試料の作成
  3.圧縮試験とデ−タ解析
  

授業の概要

  現場から採取した撹乱試料、不撹乱試料を用いて、主
 としてJIS規格に則った実験実習を行う。
  土、土粒子の密度試験、含水比試験については全員が
 同時に同じ試験を行う。その他の試験については、2〜
 5班に分かれ、ロ−テ−ションを組み、各人が常に自主
 的に実験に係わることが出来るようにする。

教科書,教材,参考書

 「土の試験実習書」(土質工学会編、同学会出版)を参考書として用いる。 

授業の形式

 各試験の最初の時間に試験方法について説明し、必要に応じてグル−プ
 分けを行い、個人あるいは班単位で実験を行う。

成績評価の方法

 出席と各実験毎に提出するレポ−トの内容を総合して評価する。
 実験中の態度も参考とする。 

履修にあたっての留意点

 授業に出席し、自主的に実験並びに結果の整理、解析に参加するこ
 とを重視している。