授業科目

対象学生
(専修及び年次)

講座等
(必修・選択別,単位数)

担当教官
(所属,所在)

  農地工学実験
 (前
講)


   農工学科
 
(地域環境工学4年次)


   農地工学
 (選択B,1単位)

 馬場秀和・登尾浩助
 (農工学科1号館3階)
 古賀潔・颯田尚哉
 (農工学科1号館2階)
 向井田善朗
 (農工学科1号館2階)

授業の目標

  農地の開発や整備に関わる種々の現地調査方法、試験
 方法について実験実習を通して理させることを目的とす
 る。

授業計画

 第1〜3回 実験についてのガイダンス、
       班編成とサウンディング試験
  1.実験についての説明と班編成
  2.動貫入試験、静貫入試験、ベ−ン剪断試験
  3.簡易ボ−リング試験
 第4〜6回
現場透水試験
  1.測定理論と測定例に関する講義
  2.オ−ガ−ホ−ル法による現場透水係数の測定 
  3.ピエゾメ−タ−法による現場透水係数の測定
 第7回〜第8回 水田の水収支測定
  1.フックゲ−ジ法による日減水深の測定法と測
    定例についての講義
  2.校内の水田に於ける日減水深の観測とデ−タ
    の整理
 第9〜15回 畑地の水収支測定
 第9〜10回 インテークレート試験
  1.インテークレート試験の解説
  2.現場でのインテークレート試験
 第11〜12回 土壌水分特性曲線の作成
   1.吸引法
  2
. 遠心法
 第13〜15回 現場での土壌水分消費量の測定
  1.テンシオメーターの設置と経時観測開始
  2.畑地の水収支計算
  3.畑地かんがい要水量の計算
 

授業の概要

  農地の開発や整備の事業では、現地土壌の物理性や土
 層の工学的性質を調査したり、工事の最中に現地試験を
 行って農地や土構造物の品質を評価し、事業への合理的
 な指針を導くことが必要である。この授業では、これら
 の調査・試験の中の主なものを取り上げ、野外並びに室
 内での実験・実習を通して学習する。
  具体的には、サウンディング、現場透水試験、水田の
 日減水深、インテ−クレ−ト、土壌の水分特性曲線と土
 壌からの消費水の測定等である。

教科書,教材,参考書

 教官が作成した実験仕様書を用いる。

授業の形式

 はじめに実習内容の講義を行い、ひき続き実験実習を行う。

成績評価の方法

 出席、レポ−トの内容、実習中の態度を総合評価する。

履修にあたっての留意点

 積極的、主体的に実験に参加し、結果の整理も速やかに行うこと。
 また、野外実習が主となるので、ふさわしい服装が求められる。