授業科目

対象学生
(専修及び年次)

講座等
(必修・選択別,単位数)

担当教官
(所属,所在)

 農地工学


  農工学科
 
(地域環境工学3年次)


    農地工学
  (選択A,2単位)

 馬場秀和
 
(農工学科,1号館3階)
 古賀潔
 
(農工学科,1号館2階)

授業の目標

   水田工学と畑工学に関する専門的技術につい 
  て学習する。地形が急峻で複雑なわが国におい
  てどの様な農地造成技術が開発されてきたのか、
  干拓地の開田や山麓火山灰地帯の浸透抑制型開
  田工法、水田の排水改良技術,圃場整備工 法,
  水田の汚染とその更正工法畑地の土砂流亡や等
  について講義し、その技術について理解させる。

授業計画

 第1回 水田の造成
  1.開墾 2.干拓,埋立 3.造成工法
 第2〜3回 水田の浸透抑制

  1.客土 2.床締め 3.破砕転圧工法

 第4回 水田の排水改良

  1.排水改良の方法 2.排水と地耐力強化
 第5〜6回 圃場整備
  1.目的,意義 2.圃場整備工法
 3.大区画水田圃場整備
  4.急傾斜地水田圃場整備

 第7回 水田の汎用耕地化,水田の保全
  1.水田の汎用耕地化 2.水田の保全 3
.土壌汚染対策と更正工法
 第8回〜第9回 畑の土壌保全
  1.水食と保全 2.風食と保全
 第10回
畑の耕地組織
  1.作付と耕地組織 2.機械と耕地組織
 第11回 農道
  1.農道の配置  2.農道の構造
 第12回〜第14回
開畑工法
  1.開畑の工法 2.山成り工 3.階段工  4.改良山成畑工
 

授業の概要

  この授業は2年次で受講した「地域環境工学
  総論T」の続編である。総論Tで学習した農地
  工学の基礎知識に立脚して,工学的手法で農地
  を開発,改良,保全するための技術を学習する。
  
講義には、講義録および資料集を用いる。

教科書,教材,参考書

 教官が作成した講義録と資料集を教材として使用する。

授業の形式

 教材を基本に、不足する部分につてはOHP、その他の印刷物で補う。

成績評価の方法

 学期末のペ−パ−テストと出席状況で評価する。

履修にあたっての留意点

 出席を毎時間とる。試験には教科書の持込み不可。
 生物生産工学専修の選択科目でもある。