授業科目

(開講学期)

   対象学生

 (講座名、年次)

 必修・選択別、単位数

 担当教官(所属、所在)

 雑草防除論

(前期)

  農業生命学科      (食物生産学 4年次)

 

 選択、2単位

横田  清 

 附属農場(滝沢農場)      

授業の目標

 雑草は農業生産上大きな障壁となっているが、もともとは自然条件下では影の薄い存在である。そんな雑草がなぜ人間に脅威を与えるほどの存在になったのだろうか。本講義では雑草生態、とくに人間の生活との関わりを考えながら雑草防除の具体的な方法を理解し、同時に雑草との共存あるいは雑草の有効利用法についても考えることにする。

授業の概要

教科書は使用しないが、その都度テキストを作成して配布する。授業内容は大別すると、雑草の生態と雑草防除法になるが、前者では野外観察も計画している。また後者では各種防除法の概要、除草剤の分類および特性、主要作物の雑草防除法について述べる。    

授業計画

第1回 雑草の定義・・特に人間との関係について                  

第2回 雑草の分類および生態        第3回 畑地、樹園地および路傍の雑草の野外観察              

第4回 防除法の概要、とくに機械的防除法を中心として             

第5回 防除法の概要、とくに生物的防除法を中心として 

第6回 除草剤の歴史、分類および化学的特性 第7回 除草剤各論(フェノキシ系、カーバイト系除草剤他     

第8回 除草剤各論(アミド系、ウレア系、トリアジン系除草剤他)          

第9回 除草剤各論(脂肪酸系、有機リン系除草剤他)               

第10回 除草剤各論(新除草剤紹介)    第11回 水田、畑地、樹園地の雑草生態、野外観察                

第12回 水田における雑草防除法      

第13回 畑地における雑草防除法    

第14回 樹園地における雑草防除    

第15回 期末テスト

テキスト、教材参考書

講義の都度テキストを作成して配布する。参考書として雑草学総論(伊藤 操子著、養堅堂)を推薦する。

授業の形式 

講義を中心とするが、春、夏の2回野外観察を行う。

成績評価の方法

学期末のペーパーテスト、随時行う小テストおよび出席状況を総合評価する。

履修にあたっての留意点

出席は毎時間とる。試験には授業に際し配布したテキストおよびノートを持ち込み可。質問は随時受け付ける。連絡先は農学部附属農場(TEL688_4021、FAX688_7032)まで。