岩手大学大学院農学研究科(修士課程)

応用微生物学特論(礒部)

 

【授業科目】 応用微生物学特論(2単位)

【対象学生】 応用生物学専攻

【担当教官(所属・所在)】

ü 礒部公安(農業生命科学科・生物機能科学講座、4号館217)

【授業の概要】

ü 現在実用化されている微生物および微生物酵素の利用に関して、研究から実用化までの開発過程や実際の利用方法について解説する。具体的には、食品加工での利用、生体成分の分析への応用、バイオコンバージョンによる医薬・工業用原料の生産方法について述べる。

【授業の形式】

ü  OHPを使用して講義を行う。

 

環境微生物学特論(若尾)

 

【授業科目】  環境微生物学特論(2単位)

【対象学生】  応用生物学専攻

【担当教官(所属・所在)】 

ü     若尾紀夫(農業生命科学科・生物機能科学講座、4号館203)

【授業の目標】

ü     地球が誕生し、まもなく(微)生物が発生する。それ以来、地球上の生態系は平衡状態にあり、すべての生物と環境との間では恒常性が保たれ、物質循環は円滑に行われてきた。それには、天文学的な種類と数の微生物群が関与し重要な働きをしている。微生物が生息していなければ動植物の遺体は分解されずに、地球上は不気味な世界になる。微生物は、人やその他の生物の暮らしている地球環境をちょうど良いような状態に保つために種々の重要な働きをしている。自然環境における微生物の働きをさまざまな側面から考える。

【授業の概要】

ü     導入として、地球上に原始生命体(微生物)がどのように発生したか、地球環境と微生物とは相互にどのような関係を保ちながら進化してきたかを述べる。次いで、現在分かっている環境微生物の世界−微生物の種類・機能・生活様式の多様性−について述べる。さらに、地球レベルでみた物質(主に炭素・硫黄・炭素など)循環と微生物の働き、実験室的純粋培養系ではみられない混合微生物系の成り立ちと意義について説明する。農薬や環境ホルモンなどの化学物質は生物や生態系に深刻な悪影響を及ぼしているが、そのような広範囲の地球規模での人為的環境汚染と微生物による環境修復の問題を学ぶ。

【授業の形式】

ü  OHPを使用して講義を行う。

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