授業科目名: 植無機化学概論(後期開講)

対象学生: 農業生命科学科

担当教官
:  河合成直(農業生命科学科)(4号館1階107号室)
        二ッ川章二(日本アイソトープ協会)
        上村松生(寒冷バイオ)

授業の目標:
  農業生命科学の実践に際してエネルギー、環境、生命に対する基礎的理解は重要である。この講義では、環境における元素、放射化学及び原子力発電、生命における元素の機能についての基礎的事項を学ぶ。本学においては数少ない、放射化学を含む講義である。

授業の概要:
 大学初年級向けのわかりやすい化学の入門書に準拠し、無機化学を基礎にした内容を、下記授業計画によって学習する。生命科学と関連する広い内容を取り扱うので、自学自習することにより、さらに成果が上がるものと期待される。

授業計画:

第 1    水(研究の歴史)
第 2    水(環境汚染・富栄養化)
第 3    大気(オゾン層の破壊・温暖化)
第 4    土(土の構造)
第 5    土(化学肥料と堆肥)
第 6    エネルギー(エネルギーを得るしくみ)
第 7    エネルギー(放射能とは)
第 8    エネルギー(原子力発電のしくみ)
第 9    エネルギー(放射化学)
第 10    生命(はじめに)
第 11    生命(生命の特徴)
第 12    生命(細胞を構成する物質)
第 13    生命(生命と元素)
第 14    生命(生物無機化学)
第 15    試験


教育外の学習: 教科書、参考書その他の出版物等により、授業の進行に見合った自学自習を期待する。

教科書、教材、参考書: エネルギー・環境・生命」−ケミカルサイエンスと人間社会−  鈴木啓三 著

授業の形式: 教科書、スライドを中心とした講義形式。

成績評価の方法: 3人の教官の講義において、小テストを行う。