授業科目対象学生
(専修及び年次)
講座等
(必修・選択別,単位数)
担当教官
(所属,所在)
林業機械化作業論
(前 期 開 講)

農林生産学科 (森林生産学3年次)
農 林 経 済 学 (選択、2単位)
森林環境管理学 (選択、2単位)
森林資源生産学 (選択、2単位)

立川史郎(農林生産学科)
(2号館3階)
授業の目標

森林という複雑で多様な自然環境の中で、効率的に用いられるよう様々な技術的改良により開発されてきた林業機械の構造・性能論および機械化作業システムについて講義する。林業の担い手の減少と高齢化が進む中で、人工林を主体とした森林資源が充実しつつあり、これらを背景に森林作業の機械化がますます重要な課題となっている。授業では機械化の意義ならびに現状における問題点についても言及しながら、森林生産学分野における工学的技術についての理解を深める。

授業計画

授 業 計 画
第1回 林業機械総論
第2回 林業機械化の歴史
第3回 林業用原動機と動力性能
第4回 伐木造材機械:チェーンソー、車両型機械
〜6回
第7回 集運材機械:車両型機械、架線型機械
〜11回
第12回 育林機械:刈払機、枝打機、車両型機械
第13回 機械化作業システム
〜15回

授業の概要

最初に総論として林業機械化の意義とその歴史について概説した後、林業用原動機とその動力性能について説明する。次に各論として伐木造材機械、集運材機械および育林機械の構造的特徴および機械性能・作業性能について講義する。最後に森林作業を機械と人および道路(林道)網から構成されるシステムとして捉え、機械化作業システムの生産性・経済性ならびに労働科学的問題点について説明し 、今後の機械化作業システムのあり方について展望する。

教科書,教材,参考書教科書は特に指定しない。随時、講義資料を配布する。
参考書としては"林業機械学"(大河原昭二編著 文永堂)があり、図書館に所蔵。
授業の形式
主としてOHPを用いて講義する。
成績評価の方法
出席状況および随時課すレポートの提出で評価する。

履修にあたっての留意点
出席を重視する。質問は授業中、その他は教官研究室で随時受け付ける。